職場で2年も続く「お菓子外し」 もう我慢できない、やり返していい?
Q&Aサイトの発言小町に、こんな相談が寄せられていました。相談者の悩ましいさんは、40代の女性。正社員として働き、現在は主任をしていますが、25年働いている会社でここ2年ほどの間「お菓子外し」をされています。
18人いる職員のうち3人が、お菓子を配る時に相談者さんにだけは配ってくれないのだとか。個人的に持参したお菓子を配らないだけならまだしも、お客からの差し入れでさえも、相談者さんを外して配るのだそうです。
圧倒的多数は「仕返しアホです」
これまでお菓子外しをされても知らないふり、気付かないふりを続けてきた相談者さんですが、事態が改善されないどころか、最近では余計おおっぴらに外されるようになってきたことに対し、次第に許せない気持ちが強くなってきました。
これまでは自分が持ってきたお菓子は、彼らにも配っていましたが、もう我慢の限界。しかし同じことをやり返すのも大人げないのでは、と思いとどまり、どうしたらいいのか悩んでいるそうです。「お菓子外しをやり返すのはあり? なし?」
年始には帰省した人たちが、地元のお土産を配る機会も増えます。そんなとき自分だけ配られないと、感じが悪いものです。この相談にも、回答者から「やり返せばいい!」というコメントが寄せられました。
「あなたが自分に対して失礼な態度をとるなら、私も許さないという毅然とした態度を見せるのは、自分自身にとっても大切なことだと思います」(mocoさん)
自尊心を傷つける他人の行動に対し、必要な反撃は許されるはず。しかし回答者から寄せられたアドバイスで圧倒的に多かったのは、「やり返してはダメ」というものでした。
「やり返したら同じレベルになってしまい、中立に立っていた人たちも離れていきますよ。我慢したものが水の泡になりませんように」(30代さん)
「今まで通り貴女は、大人の対応して下さい。仕返しアホです。相手にしない。全員からではないので 堂々としていて下さい」(はんちゃんさん)
「仕事に支障がないなら、同じ土俵にのぼらないことだと思います。本当に下らない人達ですね。お仕事頑張って下さい」(下らない人達ですねさん)
「バカのフリしてその場で口にする」戦法も
「見ている人は見ています。毅然としていてください」(娘の母さん)という指摘がある通り、18人中3人は圧倒的な少数派。さざんかさんの職場でも、同じようなお菓子外しをする人がいましたが、「配らない方が悪い、大人げなくて下らない」という認識で見られていたそうです。
「もし、された人がやり返していたら、両者に失望というか呆れていたと思う」
被害者の相談者さんまで「喧嘩両成敗」と周りに思われてしまっては、たまったものではありません。しかし、ずっと耐えているのも辛いもの。そこで相手に疑問をダイレクトにぶつけてみてはどうか、というアドバイスがありました。
「みんなの見ている前で『あら、私は? くれないの?』って普通に明るく聞きます。陰湿な嫌がらせは、白日の下に堂々とさらすとやった方が勝手に恥ずかしくなるものです。おかしいなと思ったことは、バカのフリしてその場で口にする」(ききさん)
ポイントは、「皆の前でわざと周りに聞こえるように言うこと」。相手のペースに巻き込まれずに、冷静にはっきりと質問することが効果的なようです。
もしそれで、相手が「そんなつもりはない。気のせいだ」とか何とか言ってきたとしても、その時は「あら、勘違いだったわ。ごめんなさいね」とサラッと返せばよいとのこと。なかなかいいアイデアだと思います。(ライター:Makiko.N)
あわせてよみたい:年賀状は面倒だったらやめればいいじゃん?
キャリコネであの有名企業の「働きがい」「年収」「残業」 の実態を見る
- 怖い女の仕返し vol.127(波瀾万丈の女たち 2015年02月号増刊) [雑誌]
-
- 発売元: ぶんか社
- 価格: ¥ 650
- 発売日: 2014/12/17