年収1000万円以上のミドルの約4割が定年後に「起業・独立」希望 働き続けるため「スキル向上」「語学の習得」に力を入れる傾向

定年後も何らかの形で働き続けたいと答えた人に、具体的にどのような働き方を想定しているかを聞くと「起業・独立をする」(42%)が最も多く、2番目は「再雇用制度を利用し、現職企業で働き続ける」(41%)、3番目は「定年後に、別の会社へ再就職をする」(36%)だった。

年収別に見ると、年収1000万円以上の人は、起業や転職を考えている傾向があり「起業・独立をする」(46%)、「定年後に、別の会社へ再就職をする」(42%)、「定年前に転職をする」(38%)という回答が多かった。年収1000万円以上の人全体の約4割が定年後に起業・独立を考えていることになる。

一方、年収1000万円未満の人では、「再雇用制度を利用し、現職企業で働き続ける」(43%)が最多だった。

何歳まで働きたいかを聞くと、1位「70歳まで」(38%)、2位「75歳まで」(23%)、3位「65歳まで」(13%)だった。

働き続けるために必要だと思うことを聞くと、「コネクション・人脈づくり」(70%)が最も多く、以降、「健康のために時間とお金と努力を投資」(55%)、「情報キャッチアップの強化」(35%)と続く。

年収1000万円以上の人は、自己啓発を重視しており「コネクション・人脈づくり」(74%)、「スキル向上のために時間とお金と努力を投資」(41%)、「語学の学習」(33%)の項目で、年収1000万円未満の人を上回った。

「再雇用で給与面が大幅ダウンになる」と不安の声も

定年後も働き続ける上で不安を聞いたところ、スキル面では、

「管理職を長くやっていると実務能力が衰える。今後また働いていくとしたら、IT系など何らかのテクニカルスキルを伸ばすことが必要になると思う」(48歳男性・年収1000万円以上)
「自動化やAIの存在によって働き方が変わっていく中、自分が求められる仕事が将来あるのかが不安」(36歳女性・年収1000万円未満)

収入面では、

「専門化された仕事ばかりしていると、転職先も少なく、収入アップに繋がりにくい」(47歳男性・年収1000万円以上)
「再雇用などの制度はあるが、給与面が大幅ダウンになるのが実態。スキルがある場合でも、給与の維持がネックになると思う」(39歳女性・年収1000万円未満)

といった声が寄せられた。