落合陽一「ツイッターの”いいね”で繋がりを感じる人は機械の思い通りになっている」 自身のツイッターは「半分bot」とも暴露 | キャリコネニュース
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落合陽一「ツイッターの”いいね”で繋がりを感じる人は機械の思い通りになっている」 自身のツイッターは「半分bot」とも暴露

筑波大学准教授でメディアアーティストの落合陽一さんが10月30日、「news zero」(日本テレビ系)に生出演した。自身のツイッターについて「落合陽一と呟くとプログラムが勝手に”いいね”するようになっている」とからくりを明かすと、ツイッター上では実験的に「落合陽一」とツイートする人が続出した。

発端は29日、「米ツイッター社が”いいね”機能の廃止を検討している」と報道されたことだ。ツイッター社は「現時点では決まっていない」とコメントしているが、ツイッターユーザーからは心配や嘆きの声が上がっていた。番組で、視聴者の「え!?いいねがなかったら、繋がってる感ないやん」というツイートを紹介したところ、冒頭のコメントが飛び出した。(文:okei)

「いいね!」されるか試すために「落合陽一」とだけ呟く「落合陽一チャレンジ」勃発

画像は落合氏のホームページのキャプチャ

画像は落合氏のホームページのキャプチャ

有働由美子キャスターはこれに「どういうこと?」と驚くと、「僕の(ツイッターの)機能は半分botなんで、誰かが落合陽一って呟くといいねされます」と回答。

「だからそれで繋がってる感を感じてるんだったら、それは随分機械に思い通りに動かされていると思いますね」

と指摘していた。

bot(ボット)とはツイッター機能の一つで、機械による自動システムのこと。特定の時間に自動ツイートするもの、特定のキーワードに反応するものなど、様々なbotがある。

番組を見ていたツイッターユーザーは、ならばと「落合陽一」を続々とツイートしたようで、ツイッターには一時「落合陽一」だけ呟く投稿が大量に投下された。落合氏はこの現象にツイッターで即座に対応し、番組のCM中に、

「実験してる人へ:『落合陽一』ってtweetがLikeとRTが何回かついてると自動で拾うのでLike1とかだと厳しいかな」

とツイートをしていていた。放送終了後のツイッター動画「ウドウ反省会」では、「僕のってライク(いいね)が何個かつかないとbotが拾わないんで、それで十分フィルタリングされるんですよ」と説明。つまり、「落合陽一」とツイートしても、見た人が良いと思ってないツイートはいいねされない仕組みになっているそうだ。

いいねを貰うと「みんなが保存するに足る情報だったという嬉しさはある」けれど……

ツイッターの「いいね」機能は数年前に変更されており、以前は「お気に入り」で、「ファボ(favorite)」とも呼ばれた。流れてきたツイートを後で読むためのブックマーク機能として使う人も多い。ツイッターを昔から使っているという落合氏もその一人のようで、「ブックマーク機能だと思っている人と感情表現だと思っている人で、だいぶ違うから。(バリエーションは少ないが)あれはあれでいいと思う」と話していた。

有働さんから「でも、いいねがたくさんつくと嬉しいでしょ?」と聞かれると、

「嬉しい時もありますけど、(中略)みんなが保存するに足る情報だったのだという嬉しさはあるけど、誰かに猛烈にいいねって言われている気持ちはない」

と、有益な情報発信へのこだわりを明かした。

ちなみに、有働さんにとって「いいね」は「感情表現」だという。インスタグラムで誰の何の投稿に”いいね”を押すかに苦慮する話をしていた。落合さんは、「気にしなくていいんですよ、エンタメですから。(中略)自分がやりたいように SNS は使えばいいんです。他人に迷惑をかけないようにね」とアドバイスを送っていた。

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