中畑監督がチーム一新で宣言「今年はもう勝つしかない」――横浜DeNAベイスターズ「第2幕」発表会詳報 | キャリコネニュース
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中畑監督がチーム一新で宣言「今年はもう勝つしかない」――横浜DeNAベイスターズ「第2幕」発表会詳報

「ICON」を発表する池田純球団社長

球団の新テーマ「ICON」を発表する池田純球団社長

2015年1月26日、横浜市の開港記念会館で「次の、横浜DeNAベイスターズ発表会」が開催された。約300人のファンが見守る中、球団社長の池田純氏は4年目を迎える球団運営の決意を語った。

「ここからは、しっかりと結果を残すとともに、より一層横浜のイメージにシンクロして、横浜の皆様に愛され、誇りに思っていただけるような「第2幕」に踏みだそうと考えております」

ユニフォームは「横浜ブルー」基調に変更

ブルーメタリックのヘルメットを「来場者全員にプレゼント!」

計12万人の観客に「横浜ブルーメタリック」のレプリカヘルメットをプレゼント

球団の新しいテーマは「ICON(アイコン)」。世界中どこにいても話題のきっかけになる横浜の街を「象徴」する存在になりたいとの思いが込められている。

第2幕の始動を象徴する変更として、ホームユニフォームのデザイン変更が発表された。メインカラーに横浜の「海と港の街」というイメージをあらわす鮮やかな「横浜ブルー」を採用。ヘルメットも、星に照らされ輝く海をイメージした「横浜ブルーメタリック」に変更される。

山口俊投手「横浜ブルーは爽やかな色ですし、選手もはつらつとしたプレーを見せられればと思います。新しいユニフォームで、今年もいい結果を残したいと思います」

梶谷隆幸外野手「僕、青はあまり好きじゃないんですけど(笑)、ユニフォームを着ていると、すごく青はカッコイイなと思います。青が増えて、横浜らしさが伝わってきます」

これを記念して2015年3月31日から始まる本拠地横浜開幕6連戦では、計12万人の観客に「横浜ブルーメタリック」のレプリカヘルメットをプレゼントする球界初の試みを行う。さらに球場スタッフや警備員のユニフォームも、より「横浜」を象徴する姿に変更となった。

左から梶谷選手、山口選手、三浦選手、筒香選手

左から梶谷選手、山口選手、三浦選手、筒香選手

キャプテンは「マジメな後輩」筒香選手に

「ベースボールモニターBOXシート」(上)、「プレミアムテラス」(下)

「ベースボールモニターBOXシート」(上)、「プレミアムテラス」(下)=(C)YDB

「より多くの方に、気軽に野球に触れてもらう」ことをテーマにした新しいオリジナルブランド「+B(プラス・ビー)」も誕生する。日常の中にさりげなく野球のエッセンスを感じる商品を、雑貨やアパレルを中心に展開していくという。球団名を冠さないブランドの展開は、いままでの日本球界では見られなかった取り組みだ。

球場も変わる。「コミュニティボールパーク化構想」と称し、席にTVモニターを併設した「ベースボールモニターBOXシート」、自宅のように観戦を楽しめる「リビングBOXシート」、リゾートホテルのような「プレミアムテラス」、お酒を楽しみながら観戦できる「スカイバーカウンター」の4種のシートを新設する。

このほか2015年の新人選手のお披露目や、新キャプテンの発表など「新体制」の紹介も。DeNAベイスターズとなってから3年間キャプテンを務めた石川雄洋内野手から、昨季22本塁打を打った筒香嘉智外野手に、キャプテンマークの進呈が行われた。

石川雄洋内野手「3年間キャプテンをやらせてもらって、先輩やコーチ、監督に助けていただきながら乗り越えられた。僕にとってはすごく良い経験になりました。それを筒香に託せるというのは、また僕と違ったマジメな(会場笑い)後輩なんで、すごい期待してます」

筒香嘉智外野手「石川さんにいつも声をかけていただき、助けていただいたことばかり。石川さんの次にキャプテンをできるというのはすごい光栄なことですし、まだまだ未熟ですが、助けてもらいながら頑張ります」

石川内野手(左)から筒香外野手(右)にキャプテンマークの贈呈

石川内野手(左)から筒香外野手(右)にキャプテンマークの贈呈

中畑監督が「導」をスローガンに掲げた理由

こうした新たな発表を受けて、中畑清監督はファンにこう挨拶した。

中畑清監督が「導」をスローガンにした理由を語る

中畑清監督が「導」をスローガンにした理由を語る

「1年目、いきなりマエケン(広島・前田健太投手)にノーヒットノーラン。『何敗するんだろうこのチームは…』と思いました。2年目、山井(中日・山井大介投手)にノーヒットノーラン(笑)。着実に負けっぷりのいいチームでした。

でも昨年、やっと投手陣も役割分担がしっかり取れるようになって、戦えるチームになってきました。そして皆さんに勝ち試合を1試合でも多く、観てもらえるようになってきたのではと思います。 今年はもう「勝つ」しかない。

我々現場は最高の試合を提供し、勝ち試合を作り上げていく。皆さんとともに最後のステージに、一緒に最高のステージに立ちたいなという気持ちを込めて、『導』(みちびく)というスローガンを掲げさせていただきました。スタンドのファンの皆さんのパワーで、我々を最高のステージに導いてほしい。力を貸してください! よろしくお願いします!」

最後は「アイラブ・ヨコハマ!」で発表会を締め

最後は「アイラブ・ヨコハマ!」で発表会を締め

・バックナンバー
【第1回:ITベンチャーの参入で「常にアイデアを生み出せる球団」に変わった
【第2回:映画『ダグアウトの向こう』が、あえて選手の「聖域」を撮影した理由
【第3回:ライバルは巨人でも阪神でもなく「東京ディズニーランド」だ!?

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