後ろ倒しの就活スケジュール「守らなくても仕方ない」 採用担当者の3人に1人
経団連「採用選考に関する指針」が示した新スケジュールについて、遵守すべきと考える企業の採用担当者が昨年と比べて大幅に減ったことが判明した。
この調査は、ディスコが全国の1236社から回答を得たもの。経団連加盟・非加盟に関係なく「遵守すべき」と回答した人は23.8%で、前年度より16.6ポイントと大幅に減少。加盟・非加盟に関係なく「守らなくても仕方ない」は、16.0%から33.2%へと倍増した。
加盟企業は遵守すべきだが「非加盟企業は守らなくてもよい」と回答した人も、17.7%から26.3%へと8.6ポイント増えた。
2016年卒者の採用数見込みは、前年度と比べて「増加」と答えた企業が29.2%。「減少」の6.9%を大幅に上回った。全社合計の採用数が増えるかどうかまでは分からないが、希望する会社に入りやすくなる人が増える可能性がある。
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