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元コンビニ社員が語る実情「ボーナスと貯金を使って自爆営業」「24時間仕事のことしか考えるな」

元コンビニ社員が明かす実情

元コンビニ社員が明かす実情

ブラック企業に入社すると、パワハラで悩んだり、会社都合でひどいめにあうこともあるだろう。キャリコネニュース読者からも、

「仕事でミスると手が飛んでくる。毎日『いつやめるの?』と聞いてくる」(30代男性、営業職)
「サビ残、ノルマ買い取り。ひどい」(40代男性、技術職)
「退職を却下された」(40代男性、管理・事務職)

といった声が寄せられている。

今回はかつてコンビニの正社員として働いていた30代男性のエピソードを紹介する。男性は当時、上司からの仕打ちを思い出すと「いまだに眠れなくなる」という。暴言暴力はもちろん、二言目には「クビにするばかりを言われる」といわれる毎日だった。

そんな上司は自身の社内成績を上げるため、統括するすべての店舗に無謀な売上目標数を掲げ、「ノルマ未達成なら評価を下げる」と脅していた。男性は”自爆営業”を強要され、ボーナスをほぼ全額使ったり、貯金を削ったりして商品を購入した。上司の仕事も押し付けられたこともあった。

「定時間際にたくさんの仕事を振られ、自宅から店まで1時間以上かかるので、バスや電車の時間がなくなることを伝えても『タクシーで帰ればいい』と。もちろんタクシー代は自費です。残業が月200時間になり、上司に残業代申請を出しても無視されました」

休日出勤させられても手取り14万円、退職を伝えても口実をつけて引き延ばされる

休日にも脅し口調での電話があり、

「俺らの会社は24時間営業なんだから、24時間仕事のことしか考えるな」
「家族の都合なんて関係ない。子どもの運動会であろうと仕事ができてないなら出勤させるからな」

と出勤を強要された。それにも関わらず、給料は下げられ、手取りは14万円となった。こんな状況の中、男性は会社に退職願いを出した。しかし、上司は「退職処理を忘れていた」といい退職日を延期させられ、その1か月後には「人手不足だから夜勤をやれ」と2週間休みなく働かされた。

休日出勤手当の支給はなく、さらに上司の態度はエスカレートしていく。

「俺らは天下の○○様の子会社なんだから絶対に潰れない」

退職間近には、「会社への忠義を忘れたのか」「裏切り者」「お前が退職する前に奥さんが働きに出るのが筋だろう」と罵られた。さらに上の上司からは

「会社を裏切ってムカつくから、有休は使わせない」

と言われ、有休消化はできなかった。退職日当日には

「お前が次の会社に転職に行ったってロクに仕事なんてできないんだから、このままここに残れ」
「人手不足が分かってるのか」
「転職しても潰れるのが目に見えてる。俺らは天下の○○様の子会社なんだから絶対に潰れない。それが事実なのに、お前、本当に辞めるのか?」

と脅された。男性は次の転職先が決まっていたので、男そのまま退職した。また、自身のケース以外にもコンビニがブラックだと感じたことを綴っている。

「以前、どこかの店長が長時間労働でうつ病を発症して、会社を訴えたことがニュースになりました。それ以来、本社はうつ病発症者には適切に対応していますが、店舗に近いSVたちは、社員が病気になっても隠して働かせたり、病気の申告をしても無視したりしています」

男性は「挙げたらキリがないくらい他にも色んなことがある」と記す。

キャリコネニュースでは引き続き「ブラック企業経験談」「あなたの思う『ブラック企業の見分け方』に関するアンケートを募集をしています。

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