新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、大規模イベントの中止・延期が相次いでいる。会場のキャンセルなどで多額の損失を被るアーティストもいる中、クラウドファンディングを運営するCAMPFIREは2月28日、アーティストらを支援するサポートプログラムを開始した。
同プログラムの適用対象は、イベントを中止したアーティストやイベント事業者のほか、予約キャンセルが相次いだ飲食店舗・宿泊施設など経営に大きな支障をきたした事業者ら。新型コロナウイルスによる損益をクラウドファンディングで募るというものだ。第三者による応援プロジェクトは現時点で対象外となっている。
「クラウドファンディングを通じた最適な支援方法を検討・実行してまいります」
プログラム適用となったプロジェクトは、サービス手数料が通常12%のところ0%となり、決済手数料5%のみでプロジェクト実施が可能となる。対象サービスは同社運営の「CAMPFIRE」「GoodMorning」「3rdTable」「CLOSS」。
また、イベント中止による会場キャンセル料や収益の損失などが発生しており、これらのことを証明できる情報の提出が必要だ。プログラム適用にあたっては別途審査がある。同社はリリースで、
「今後も新型コロナウイルス感染症拡大に伴い不安定な環境に置かれている事業者をはじめとした多くの方に向け、クラウドファンディングを通じた最適な支援方法を検討・実行してまいります」
とコメントしている。