YouTuberのヒカキンさんが3月2日、SNS上で出回っている「トイレットペーパー不足はヒカキンが買い占めたせい」という噂に関して言及。ヒカキンさんは動画冒頭で「全部デマです」と否定した。
現在、SNSではヒカキンさんが大量のトイレットペーパーとともに写っている写真が拡散されており、「買い占め最悪」「こういう人が(品薄の)原因なのか」「好きだったのに呆れた」といった声が寄せられている。
しかしこの写真は2016年に投稿した「トイレットペーパー20年分トイレに入れてみた」という動画をキャプチャしたもので、今回のトイレットペーパー買い占め問題とは無関係だ。
中国でも画像が話題に 「トイレットペーパーの買い溜めは中国人が日本人に負けている」
デマ拡散元の投稿には、ヒカキンさんがトイレットペーパーを大量購入したのは4年前のことであると記されてはいない。そのため今回の騒動でヒカキンさんが買い占め行為に走ったと誤解し、批判する人が出てきている。
「超悲しいんすよね。まるで『迷惑YouTuberみたいなことして』みたいな誤解招いちゃってるんですよね」
さらにこの画像が中国でも拡散。「トイレットペーパーの買い溜めは中国人が日本人に負けている」などと話題になっているという。
ただヒカキンさんは「たしかにトイレットペーパーはまだたくさん持ってはいるんですけど僕、マスクないんですよ。1枚も。どこ行っても売ってない」といい、
「今本当に必要なのはマスクですよね。何が言いたいかっていうと、本当にデマが多いじゃないですか。今。不安を煽るようなデマとか、まさに今回のトイレットペーパーが無くなるっていうのもデマなんですよ」
と話す。
トイレットペーパーが売り切れると「『今買っとかなきゃ!』ってなっちゃうんですよね」
元々、今回の騒動は「トイレットペーパーやティッシュの生産は中国のため今後紙類の生活用品が品薄になる」というデマがSNS上で広まったのが発端だ。
「一部の人がガーッと買いに行くじゃないですか。転売ヤーとかね。その人が買ったたまたま売り切れになったところを見て『えっトイレットペーパーがない!』っていう人が『今買っとかなきゃ!』ってなっちゃうんですよね(略)そういう悪循環が起きちゃってる」
ヒカキンさんは「本当にない人に買ってもらわなきゃいけない。家にマスクやトイレットペーパーがある人は過剰に買わない」と呼びかけた。
またデマなのか本当なのか疑問に思った場合、「経済産業省のホームページを見るといい」と提案。公式サイトにはマスク情報、手指消毒用アルコール情報や、「トイレットペーパーは不足していません」といった情報が掲載されていることを紹介した。
動画コメント欄には「ヒカキンさんは悪くないのに謝るとかヒカキンさん神」「皆正しい情報をしっかりと見極めて欲しい…」といった声が寄せられた。