マツコ、政府のコロナ対策に苦言「言われれば言われるほど不安を掻き立てている状態」「給付金を出すなら全員にわけ隔てなく」 | キャリコネニュース
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マツコ、政府のコロナ対策に苦言「言われれば言われるほど不安を掻き立てている状態」「給付金を出すなら全員にわけ隔てなく」

マツコ・デラックスさん

マツコ・デラックスさん

マツコデラックスさんが4月6日の「5時に夢中!」に生出演し、政府が打ち出す新型コロナウィルス対策の数々について苦言を呈した。緊急事態宣言については「どうせ出すんだったら4月の頭に出せばいいのにっていうのはあるけど、出さないよりはマシだなと思うのは」として、様々な組織の上層部が思い切った判断を下すときの精神的な後押しになるなどと評価した。

しかし、各業界の感染拡大防止の対策として”千葉県浦安市役所で、待合室の椅子の間隔を1メートル開けている写真(読売新聞の記事より)”が映し出されると、マツコさんは呆れた口調で、

「いま、こんな状態で各地方行政もやっているなかで、給付金の話出たじゃない?あれだけ細かく審査をしなきゃいけない条件で出したけど、この状態で申請に来る人が市役所の窓口に殺到したら、どう対処するんだろう」

と問題点を語りだした。(文:okei)

高所得者も「この状況なんだから人より高く税金納めろと言われれば『はい』と言う」

マツコさんは、国民に対する現金給付について

「だからもう出すなら全員にわけ隔てなく出す。それでこういう混乱を招かない!」

と言い切り、「財政どうするんだって話にもなるけどさ、これは人によって考え方が違うから高らかにいう話でもないかもしれないけど」と断った上で、高所得者が税金を多めに払うことについてコメントした。

「まあ私たちはありがたいことに人様よりちょっと多くもらってるわけじゃない、普段。だから所得の高い人は、ちょっと税金がしばらく高くなるとかさ。なんかやりようあると思うのよ」

「いまバラマキすることに対しての恐怖みたいなものが政府としてはあるんだろうけど、ただでさえすごい金額を借金してる国なんだから、それがちょっと増えたところで……」

「この状況なんだから人より高く税金納めろと言われれば『はい』と言うので。(問題点は)後から考えればいいことだと思うのよ今バラマキしちゃったとしてもね」

「マスクにしても、一体コレ誰が考えてるんだろう? 現実とあまりにも乖離しすぎ」

政府は、収入が住民税の非課税水準以下に落ち込んだ世帯などを対象に、現金30万円を給付するなどとしているが、マツコさんは「あのを細かい(条件を)誰がどう判断するんだって」と批判し、再び浦安市役所について「あれじゃ収まりきれなくなるわよ混乱して。そこまでちゃんと考えて(決めているのか)……」と役所の混乱に思いを馳せた。イスの間隔を開けたところで、役所に人が殺到したときにはイスの位置など意味をなさなくなってしまうのだから無理もない。

世帯あたり2枚ずつ布マスクを配布する件にも触れ、「マスクにしてもさ、一体コレ誰が考えてるんだろうという……。現実とあまりにも乖離しすぎてて」と苦笑。さらに、「その(浦安の)写真を見れば、窓口に行って判断することが可能かどうかなんて一発でわかるわけじゃん?明日緊急事態宣言が発令するにしても、もうちょっと、聞いて安心できることを言ってほしいよね」と述べ、

「言われれば言われるほど不安を掻き立ててしまっている状態だから。もちろん色々事情はあるんだろうけど、少しみんなを安心して、ああここまで言ってくれるんだったらしばらく耐えようっていう、がんばれる気持ちになれる言葉を言ってほしいわよね」

と苦言を呈した。

政府は7日、過去最大の緊急経済対策をとして「事業規模108兆円の経済対策を実施する」としたが、申請制ではすべて使われない恐れもあるのではないだろうか。マツコさんの言う通り、安心できる言葉がほしい。

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