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“コロナマウント”の被害者続出「まだ完全リモートにならないの?」「うちの会社くらい大きかったらマスクもらえる」

なぜ出社するだけでマウントを取られるのか……

なぜ出社するだけでマウントを取られるのか……

SNAPLACEは4月28日、「コロナマウント」に関する調査結果を発表した。調査は4月下旬にネット上で実施し、10~50代の男女100人から回答を得た。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、目まぐるしい環境変化が日常生活や職場などで起きている。影響は人それぞれのはずだが、中にはコロナを利用して心理的に相手よりも優位に立とうとする”コロナマウント”を取る人がいるようだ。

実際に、約8割の人が「コロナマウントを取られたことがある」(77%)と被害を訴えている。

「休んだ分の補償も出るので給与が減らない、あなたは気の毒ね」

被害者を年代別にみると、最多は「20代」(88%)で約9割。次いで「30代」(76%)、「40代」(73%)、「50代」(57%)と若い年代ほど回答率が高かった。具体的には

「会社に行かずテレワークしてる自慢をよくされます。やれ通勤時間が減って家でゆっくり寝れるだの、やれ仕事をさぼってゲームしてるだのうんざりです。それに伴って運動不足自慢も多いです。昼間に1時間くらい仕事をしているふりをして散歩している、といった自慢が多いですね」(27歳男性)

「完全リモートワークに関するマウントをとられました。私は週2日リモートワークとなったものの週3日は会社に出勤しなければなりません。そのことを知っている友人から、 『まだ完全リモートにならないの?古い体制の会社で本当に困るね。私は在宅になったおかげで家族と関わる機会も増えて本当によかった。』と言われました」(27歳女性)

「私はテレワーク出来ない職についております。(中略)そんな時、出勤することがなくなった別業種の方から『感染の危険がある中働きに出るなんてありえない。電車なんて一番危険。よく怖くないよね。外に出なくていい仕事でよかった~』と言われました」(36歳女性)

と在宅勤務中の会社員が、出社しなければならない知人に対して無神経な発言をしているケースが目立った。このほかにも、

「給料に関してマウント取られました。我が家は自営なので収入としては不安定です。『自営の人って大変よね。うちはお給料だけは心配ないなら良かったかなあ。』と、言われました。確かに自営は現在、不安定な時期となってしまいましたが、そのような人に向かって言う事ではないと感じ、傷つきました。悔しさでいっぱいになりました」(46歳女性)

「収入が減って、生活保障の話をしていた時のこと。同業の相手が『税金を使って乞食みたいなことするのか』『もともと潰れるような人間に保証すること無いだろ』。そう言ってカラ笑いをしていました」(43歳男性)

「仕事が休めずにマウント。学校が休校になり仕事を休まざるを得なくなった時に休みが取れずに結局退職を余儀なくされました。それを知人へ話したところ、知人の会社では休みも取れるし休んだ分の補償も出るので給与も減らない。最高の会社に勤められて良かった、あなたは気の毒ねといわれました」(32歳女性)

と収入変化や休業補償の有無でマウントを取られることも多いようだ。

コロナ陽性者にマウントされたという人も

1月下旬から品薄状態が続いているマスクに関するマウント被害も寄せられている。

「男友達と電話で『マスクが売っていなくて困っている、売っていないから今自分でマスクを作っている』ということを私が言った時の話です。私の言葉を聞いた友達は『それは大変だね。まぁうちの会社ぐらいでかかったら、従業員とその家族に1箱ずつもらえるけどね。さすがに手作りのマスクは外でつけられないしね』と言われました」(29歳女性)

「一度だけ『マスク付けないなら出歩かないで』とスーパーのレジで並んでいる時に言われました。『マスクを付けたくても入手不可能だから付けてない』と説明しても理解してもらえず、とにかく移すから出歩かないでの一点張りでした。その後マスクを手に入れるまでの間は、必要不可欠の外出でさえも窮屈な思いをするようになりました」(34歳女性)

他方、陽性患者からマウントを取られたという人もいる。

「一度コロナが検査で陽性と判定されて発熱をおこした知り合いが、四週間後には検査で陰性になったら自身は無敵で外出を自粛する必要がないというマウントを取られたことがあります。それは自身はもうコロナに対して免疫がついているから、外を出歩いても誰にも迷惑かけないし、自身は安全であるというマウントだそうです」(20歳男性)

一口に”コロナマウント”と言っても、多くの種類があった。また、マウントを取られた際のベストな言い返し方を聞くと、多かったのが「無視」「冷たく相槌を打つ」といったもの。思わず「イラっ」としてしまう気持ちも理解できるが、相手にしないのが賢明かもしれない。

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