緊急事態宣言が発令中の出社方針に、抵抗を感じる人は多いはずだ。出社を続けることで、感染リスクに対する不安、場合によってはイライラも増えていくかもしれない。
その結果、ストレスを抱えることもあるだろう。出社を続けるキャリコネニュースの読者からも、ストレスに関する投稿が寄せられている。(文:鹿賀大資)
「売場もぐちゃぐちゃにして大暴れしたくなります」
量販店に勤める福岡県の20代男性は、“3密”の売場で接客業務などを強いられている。だが、店側に休業する気配はまったくないという。それどころか、新型コロナの感染者が出たことを隠蔽する始末だ。
「来店客の様子を見る限り、自粛するつもりはまったくないように感じます。ストレスで気が狂いそうです。不要不急で来た客を見ると頭に血がのぼるし、売場もぐちゃぐちゃにして大暴れしたくなります。今はそれぐらい精神がおかしくなっています」
愛知県の家電量販店で働く30代女性は、売場の深刻な状況を明かす。昨今のテレワーク需要拡大に伴い、パソコンやタブレット機器の購入を考える客が増えているという。
「『パソコンの調子が悪い』などで対応する場合は、お客さんとの距離も近くなります。それは携帯ショップの受付に見られる距離と何ら変わらないのに、会社はまったく対策もしてくれません」
女性は総務に問い合わせたが「地域の基準に準ずる」との回答だったとのこと。さらに、会社の現況について続けた。
「大手の家電量販店は、通販へ誘導するなどすぐに切り替えていますが、私の会社では『他競合店が休業しているからチャンス』と言って通常営業。チラシも通常より多く撒いています。マスクの手配をしてくれるだけ、まだましなのかもしれませんが、3密状態の売場で接客している側としては限界です」
「マスクもせずに子連れで店内待ちする客がいる」
都内の40代男性は、消毒作業を請け負う会社で働いている。問い合わせが朝から晩までパンク状態のため、超過勤務の日々が続く状況という。取引業者については
「依頼をしてきたのに当日になってドタキャンしたり、上から目線で『今すぐ来てやれ』などの横柄な連絡も多い。ちなみに、そうしたクライアントのコロナ感染に関する認識は薄い。第三者に丸投げではなく、当事者として防衛意識を高く持ってほしい」と綴っている。
セルフガソリンスタンドに勤務する福岡県の40代女性は、洗車に訪れる客の行動に不満を隠せない。勤務先の洗車機はセルフではなく、拭きあげから車両移動までをすべてスタッフが行う。だが、緊急事態宣言が出た以降も客が訪れているという。
「『黄砂で汚れた』『室内を清掃して』など、マスクもせずに子連れで店内待ちする客がいる。店内の入口に消毒液を置いて貼紙までしてあるが、スルーする人は多い。今は車内清掃を断っておりポスターで告知もしているが、不満そうな物言いをされる」
女性はさらに「洗車や車内清掃は、命より大事なのか」と呆れている。
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