夏を迎えると盛り上がるのが怪談だ。幽霊を見たり、その類の怖い話を人伝に聞いたりした人はいるはずだ。キャリコネニュース読者からは、
「”自殺の名所”といわれる場所で工事をしていたところ、霊的現象に遭遇しました」(40代男性/無職)
「飲食関係の会社で働いています。職場で『ここって、お化けいるよね?』という話になり、みんなで年齢や性別、服装などの特徴を答えたら一致しました。この話を知らない別の時間帯のバイトも、同じことを言っていました」(40代男性/正社員)
といった経験談が寄せられている。正社員の60代男性にいたっては、
「山の中の事務所に勤めていた時、宿直室で就寝していたら黒い影に首を絞められた」
という。今回は、背筋がヒヤッとした幽霊エピソードを見ていこう。(文:鹿賀大資)
「姉が見ず知らずの男の子に布団を引っ張られました」
派遣社員の30代女性は、中学1年生の夏に味わった奇妙な現象を振り返る。女性の一家は当時、戸建ての賃貸で暮らしていた。女性が真夜中に目を覚ますと、誰もいないはずのリビングに”髪の長い女の人”が座っていたという。
「ふとテレビの横に目をやると、扇風機の近くにいました。びっくりして叫びましたが、家族が電気をつけたらいなくなっていました」
その後、しばらくは何事もなかったという。女性は2度目の遭遇体験を綴る。
「次に見たのは、その年の秋です。自分の部屋で夜中に目が覚めて、扉の方を見ると父親らしき男性が立っていました。寝ぼけていたので『なんだお父さんかぁ』と思いながら寝ようとしたら、なんと下の階から父親のイビキが聞こえてきたのです」
女性が再び扉の方を確認すると、そこには何もいなかった。その家では、姉が見ず知らずの男の子に布団を引っ張られたこともあったという。女性は「いわくつきの物件だったかもしれません」と綴っている。
亡くなった母が度々台所に立つ
派遣社員の40代男性は、幼少期の不思議な体験を綴る。男性は幼くして母親を亡くしている。そんな母親が生前の頃は、よく台所に立っていた記憶があるという。
「父は、しばらくして再婚をしました。でも再婚するまでは就寝後に度々、台所からサランラップを切る『シャー、シャー』という音が聞こえていました。父と祖父母もよく台所の電気を付けて見に行っていた記憶が、40年近く経った今もあります」
母親をよく知る人は「心配して見に来ていたのよ」と言ってくれたという。
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