厳しい現実を目の当たりにした女性は、

「（事務職は）会社にとって重要で手間のかかる仕事をしているのに、評価されない残念な職種なんだなと諦めています」

と嘆いた。ちなみに現在、女性は手取り17万5000円で「実家暮らしなので困窮はしていません」と言いながらも、

「結婚の予定もする気も持てずに時間だけが過ぎている状況です。一生実家にいるわけにもいかないので将来は不安でしかないです」

と焦りを隠せない。女性が転職を視野に入れるようになったのは、実家を出て自活していけるだけの給料の仕事に転職したいという想いもあるのかもしれない。

「今のパートナーと別れて1人暮らしをしたいので転職活動中」

金融・保険系の会社で契約社員として働く30代前半の女性（北海道／未婚／年収200万）は、手取り14万3000円。

「現在はパートナーと同棲しているのでそれなりに貯金できているが、できれば今のパートナーと別れて1人暮らしをしたいので転職活動中」

といい、希望の転職先について明かした。

「一般事務兼庶務として3年働いてきたが、同じ一般事務職では転職しても手取り18万円がいいところなので、経理やコールセンターなど何か手に職をつけたいと思っている。しかしながらあまり体・メンタルが強くなく、一時期は休職していた。残業はさほどできないし奨学金の返済もあるのでしんどい」

手取りがよく体力が求められず残業の少ない仕事があるなら、すさまじい競争率になるだろう。転職成功への道は険しそうだ。