日本の大学進学率は58.1%で、半数以上が大学へ進学している。さらにその数は年々上昇しており、大学を卒業することで就職を有利にしたいと考える人も多い。
一方で、大学は卒業していないものの、高収入を得ている人もいる。都内に住むコンサルタントの30代男性は年収1100万円だ。高収入の秘訣は「給与所得と、副業による事業所得の組み合わせ」だという。ほかにも、大卒資格なしで年収1000万円を稼ぐ人の実態に迫る。(文:中島雄太)
「英語を話せるだけで、日本では大きな強みになる。TOEICの成績も有効」
最近は本業とは別に副業をする人が増えている。
神奈川県に住む40代男性はIT・通信系の企業で働きながら、外資系の企業で派遣社員の副業をしている。副業を始めた理由は「収入を増やすため」だという。男性は
「英語を勉強し、TOEIC825点を取得した。そのおかげで、外資系の企業で副業できるようになった」
と綴っている。現在、年収は1100万円にのぼるという。
都内に住む専門卒の20代の男性は、サービス系の企業で働き年収1100万を稼いでいる。「約16年間海外で暮らしていたので、英語は問題なく話せる」といい、学歴以上の価値があると語る。「英語を話せるだけで高給を得る可能性が高まる。何よりも強みになる」とコメントも寄せた。
都内に住む40代男性は、高校卒業後コンサルタントとして働いており、年収は1200万円。「資格を生かして独立しました」と述べ、資格の重要さを説いた。一方で
「資格取得後、すぐに今の年収になったわけではありません。自分なりの目標設定を行ない、キャリアを積み重ねた結果だと思います」
と付け加え、ただ資格を取得するだけではなく、目的を明確化する必要性についても語った。
「低学歴で高収入を目指すならリスクを取るしかない」
語学や資格に頼らずに高収入を得る人からも、投稿が寄せられている。
新潟県に住む30代男性は、高校卒業後、不動産関連の企業に就職したという。「高収入を得るためにフルコミッションの営業をしている」といい、リスクと隣り合わせで攻めの営業をしていることを打ち明ける。「低学歴で高収入を目指すなら、リスクを取るしかないと思う」と決意にも似た熱意をのぞかせた。
同じく新潟県に住む40代男性は、年収1100万円を稼ぐが、そのポイントとして「誰も何も言えないくらいの結果を出すこと」を挙げる。
「社内外を問わず実績を出し続けているため、最終学歴が高校卒業であるにもかかわらず現在の高収入につながっている。でも、高学歴ならもっと楽に稼げたと思う」
と複雑な心境を吐露した。
※キャリコネニュースでは引き続き「学歴は必要だと思いますか?」や「学歴ないけど年収1000万円以上」に関するアンケートを募集しています。
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