「現状に満足はしてないが普通の生活ができれば、それでよし」と語るのは、長野県の50代既婚男性。サービス系の会社に勤めており、夫婦と子ども1人の3人家族で暮らしている。世帯年収は500万円だ。現在の家計状況について、
「月10万円ほどの住宅ローンを返済中。ボーナス払いはありません。毎月ギリギリ、ときには赤字で正直厳しいです。『住宅ローンさえなければ楽なのに』と何回も思いましたよ」
そんな住宅ローンの支払いも「残りわずかです」と胸を躍らせる男性。しかし子どもの進学が控えているため、住宅ローン完済後も「今度はそちらに全部つぎ込むことになるでしょう」といい、気が抜けない。男性は「『日本の教育費は高い』と痛感する今日この頃」と書いている。
「節約一辺倒だと疲れてしまうので、週に1回は外食もしています」
岐阜県の50代既婚女性(パート/世帯年収450万円)は、「車2台を所有しながら住宅ローンを返済中ですが、子ども1人なので何とか生活できています」と明かす。決して余裕のある暮らしではないものの、日々の節約が実を結び「貯蓄ペースは年間100万円以上です」と胸を張る。
「服はメルカリなどフリマアプリを利用し、中古品を購入。節約一辺倒だと疲れてしまうので、週に1回は外食もしています。だから今の生活スタイルも苦ではありません。むしろ楽しいです」
そう語る女性だが「主人の給料だけでは、子どもの塾代すら払えないので」と夫の収入に対する小言ももらしていた。小さな不満を抱えながらも、上手く折り合いをつけているようだ。
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