彼氏はバツイチで、慰謝料はないものの貯金もさほどなく、金遣いも荒いそう。繰り上げ返済しなければ74歳まで支払いが続くため、7歳年下のスレ主は「私が働いて返すの?」と不安でなりません。長男なため将来は実家に帰る考えもあり、スレ主は余計「賃貸でいいのに」と納得できない様子です。
スレッドの回答は、彼氏に対して批判的なコメントが100件近く入りました。
「年収と頭金に対して、購入物件額が高いと思います。(中略)54才から役職定年あるし甘い考えだと思う。ローン破綻の確率高そ~」
「結婚相手には不向きだし、本当に買いたいだけで買うならバカ」
もし彼と結婚するなら、子どもは作れず専業主婦は無理、「タワマンに住みながらもやしと納豆ご飯で節約の一生」などと脅すようなコメントもありました。
ちなみに年収650万円は手取り500万円ほど、ボーナスなしで考えると月の手取りは40万円くらいでしょう。単純に5000万円を35年で割れば月12万円ほどで、「住居費は手取り額の30%くらい」と言われる額にギリギリ収まるように見えます。しかし、ローンには必ず金利という上乗せがあります。筆者も住宅ローンを払っていますが、最初の数年は返済額のうち半分ほどが利息で、元金がなかなか減らず目の前が暗くなりました。
買うということは、固定資産税や、マンションなら管理費と修繕積立費を払い続け、売るときには不動産屋に仲介手数料が発生します。都内のタワマンは管理費や駐車場代も高額なので、”諸経費ギリギリ”では、予想外の出費があったとき、支払いは簡単に行き詰まるでしょう。マンションは土地の所有権がないため、中古物件が買ったときの値段と同等で売れるかは不透明です。
都心6000万円マンションの購入モデルケースは、世帯年収1150万円
一方で、スレ主が働いて世帯年収1000万円ならなんとか行けるのでは、という意見もチラホラ。スレ主によれば、確かに世帯なら1000万円を超えるそうです。
「スーモ新築マンション 首都圏版」(リクルート発行/2021年2月16日号)には、マンション購入者のモデルケースが載っています。6000万円の新築マンションを購入した年収650万円の30代男性は、妻の年収が500万円。子どもはおらず、世帯年収1150万円です。ローンを含めた住居費は月18万2000円。2駅3路線が使えて駅徒歩5分という好立地で、「共働き世帯のニーズがあって売却しやすそうな立地条件なのは安心できる」とあります。
しかし問題の彼氏が買おうとしている物件は、「交通の便が悪く、周りが住む場所ではない」とスレ主は評しています。彼名義の1LDKを共働きでまかなう意味が、彼女にどれだけあるでしょうか。
夫婦と恋人同士では立場が違いますが、30代で結婚を視野に入れる相手がいるのに一人で住宅購入を進める感覚は、投資目的であっても自分勝手としか思えません。2人で将来を見据えた話し合いができないなら、関係の見直しを考えてもいいかもしれません。【参照元:掲示板ミクル https://mikle.jp/】