一見楽そうに見える単発のアルバイトだが、中にはきつい仕事もある。
「ギフトシーズンのプリザーブドフラワーのラッピング。職場の人はめちゃくちゃ優しかったけど、立つのがやっとの狭いところで10時間近く立ちっぱなし、下を向いて作業だったから体が痛くなった」
作業自体は難しくないとしても、長時間立ちっぱなしでやり続けるのは辛い。拘束時間が長い場合、休憩時間はあるのか、座ってやれる業務なのかなど、あらかじめ環境や条件をチェックしておいたほうが良いだろう。
他には、このような証言があった。
「1日だけしか会わない人たちだから別にいいんだけど、この人単発派遣しか出来ないんだろうな。みたいな性格の人が多かった記憶」
単発の仕事では人間関係に悩まされることはない。しかし、変わっている人と一緒になる場合もあるようだ。
実は条件が厳しい登録制の日雇い派遣
また、「出産してから2年くらい専業主婦してたけど久々に働きたくなって1ヶ月の短期バイトした」という人も。長期間働いていない人が仕事に戻るためのステップとして活用する手もありそうだ。
一方、単発で働こうとして失敗した人も。
「今無職なんだけど仕事全然決まらなくて、せめて家賃分だけでも単発で‥と思ったらそもそも登録する資格もなくて絶望してる。私みたいに切迫した独り者の拠り所だと思っていたのに‥」
実は登録制の日雇い派遣には、厳しい要件が課されている。
「登録制の日雇い派遣なら登録する時に年収500万円世帯年収500万円以上あるかチェックありますよ」
改正労働者派遣法により、契約期間が30日以内の日雇い派遣ができる人は「世帯収入500万円以上」「60歳以上」「雇用保険の適用を受けない学生」などに限られ、一般人にはハードルが高いものとなっている。しかし、企業から直接雇用される場合には、この限りではない。働き方に伴うルールを知り、自分に合った単発の仕事を見つけてほしい。