マイナビは、「2021年5月度 正社員の平均初年度年収推移レポート」を発表した。調査は今年5月に実施、転職情報サイト「マイナビ転職」に掲載開始された求人情報から集計した。
5月の平均初年度年収は、450.4万円。前年同月(458.0万円)から7.6万円減となった。募集条件は未経験者求人が63.4%、経験者求人が36.6%となった。経験者求人は前年同月より1.2ポイント増だった。
1位は「コンサル・金融・不動産専門職」の560万円
平均初年度年収が高い業種ランキング1位は「IT・通信・インターネット」(506.1万円)。次いで「コンサルティング」(499.6万)、「金融・保険」(490.2万)と続いた。
初年度年収が前年同月より増加した順にみると、最も多かったのは「公的機関・その他」(105.4%)。以降「メーカー」(102.3%)、「環境・エネルギー」(100.7%)と続く。
経験者求人の比率が最も多かった業種は「IT・通信・インターネット」(58.3%)。次いで「メーカー」(42.5%)、「マスコミ・広告・デザイン」(39.5%)となった。未経験者求人では「運輸・交通・物流・倉庫」(87.9%)が最多。次いで「サービス・レジャー」(78.5%)、「商社」(72.9%)と続いた。
また、平均初年度年収を職種別にみると、「コンサルタント・金融・不動産専門職」(560.3万)が最多。次いで「ITエンジニア」(537.8万)、「企画・経営」(496.3万)と続いた。年収の増加率は「医療・食品・化学・素材」(104.5%)が最多で、「公共サービス」(104.2%)、「企画・経営」(103.6%)と続く。
経験者求人の比率が最も多かった職種は「ITエンジニア」(70.5%)。次いで「WEB・インターネット・ゲーム」(70.4%)、「医薬・食品・化学・素材」(58.5%)となった。未経験者求人では「技能工・設備・配送・農林水産他」(87.0%)が最多。次いで「販売・フード・アミューズメント」(86.4%)、「医療・福祉」(83.1%)となった。