世帯年収1100万円の女性、学費に懸念「子どもが大学院に進学すれば老後資金を取り崩すことになる」 | キャリコネニュース - Page 2
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世帯年収1100万円の女性、学費に懸念「子どもが大学院に進学すれば老後資金を取り崩すことになる」

愛知県在住でパート勤務の女性は、世帯年収1100万円で2人の子どもを育てている。女性は家計の現状について次のように語った。

「日本の三大都市(圏)郊外に住んでいるため、暮らしやすく生活費も東京に比べて安い。(住宅は)主人の実家に2軒と自分の実家もあるので、マイホームを建築する予定もなくノーローン。その分子どもの教育費や遊興費、貯蓄にお金を費やすことができる。中高一貫私立に子どもを2人通わせ、塾も併用、教育費にお金を回せた」

女性は下の子とともに実家に身を寄せており、夫と長女とは離れて暮らしている。

「主人は単身赴任。長女は有名私立大学理系に進学して寮住まい。家族が3世帯に分かれているので、実家には1年弱お金を入れていません。実家も余裕があるからできることだと感謝しています。コロナ禍ではありますが、更年期症状を軽くし主人の仕事の糧になるよう、余ったお金は月に一度の国内温泉旅行、お取り寄せのスイーツや食べ物に費やしています」

余裕のある生活感がうらやましい限りだが、一方で不満や将来に対する不安もある。

「不満な点は、税金が引かれて手取り金額を(十分に)もらっている感がないこと、公的資金付与対象から外れること、3箇所に居住が分かれているので交通費や生活費がかかることです。もう1人の子どもがどこの大学に行くかによりますが、家族4人バラバラになる場合、旅行費や食費を切り詰めた生活をしなければいけなくなる。また上の子どもが大学院に進学したいとなれば、老後に備えているお金を取り崩すことになる。大学の費用がもう少し下がればと思います」

女性は世帯年収1100万円の生活について、次のようにまとめた。

「結局、世帯年収が1000万円を超える場合、身分相応の暮らしをすれば、大きい買い物をしてもローンを組む必要がないのが一番のメリットであるかと思う。住宅建設費分の貯蓄はあることが前提ですが」

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