「実家にいくらか納め、保険料を支払えば、手元にはいくらも残りません。友人と遊ぶ際にも金額を気にする生活。余裕はまったくありません」
こう語るのは20代後半の独身女性だ。彼女は手取り14万5000円で、「公務員で副業もできないため、月の収入を増やすこともできず困ります」という。また、
「一人暮らしなんてもってのほか。車も持てず、いかにお金を使わないか考える生活です。そのため平日は仕事。土日はベッドで寝ているか、外の散歩くらいです。エアコンはお金がかかるため極力使わず、外出時も無駄な出費を防ぐために財布は持ちません。
せめて手取り20万円は欲しいです。額面上22万円支給されても税金でかなり持っていかれ、働けば働くほど生活が厳しいです。楽しみも何も、希望もないです。ただ時間がすぎるのを待つだけです」
と悲しすぎる現状を綴った。
サービス系企業で契約社員として働く30代前半の女性(広島県/未婚)は、手取り12万円と前述の2人よりもさらに収入が少ない。そのため、
「実家暮らし。家にお金を入れることができない。海外旅行なんて夢のまた夢。何をするにも出費がかさみ、貯金をしたくても少しずつしかできない。生活できなくなる」
と悩む。
「一人暮らしをしようとお金を貯めようとしたが、なかなか貯金ができず挫折した。何をするにも低収入だとやる気が起きない。絶望感しかない」
実家を出たい気持ちはあるのに、金銭的に実現できないのはつらいだろう。せめて自立できるくらいまで手取りが増えればいいのだが。