サービス系の会社で働く30代前半の女性(宮崎県/正社員/未婚)は、
「勤続10年で手取り12万1000円。個人事業主のところなのでしょうがないんでしょうけど。30代で1人暮らししていますが、食費などいまだに親に頼ってます。先のことは考えられないですね」
と不安をもらした。
専門職の人のなかにも、給与が増えず悩んでいる人がいる。手取り18万8000円で介護福祉士として働く30代前半の男性(大阪府/子ども2人/年収250万円)は、
「子どもも妻もいるので全然(収入が)足りません。正社員の介護福祉士なのですがね。10年働いてこれなので、これからも上がりはしないと思います」
と先行きの暗さを予想していた。
また手取り20万円の30代前半女性(大阪府/既婚/子ども2人/年収300万円)は、
「歯科衛生士。国家資格なのに、だいたいどこの歯医者で働いても給料安いのが疑問。10年20年働いても新人と変わらない給料」
と憤る。新人とベテランではこなせる仕事の量や質が変わってくる。経験がものを言う専門職だからこそ、勤続年数の長さを給料に反映してほしいものだ。