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「安月給なのは覚悟していましたが……」事務職30代女性の葛藤

画像はイメージ

ノルマや肉体労働を伴わない事務職は、精神的・肉体的な負担の少ないイメージがある。そのため実際に人気の高い職種ではあるが、都内在住の30代後半の女性(その他/正社員・職員/未婚)は、

「若い子に『事務職はやめておけ』と言いたい」

と主張する。では、一体どのような仕事に就くのが理想なのだろうか。(文:福岡ちはや)

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「目に見えて評価してもらいやすい職種がいい」

女性は仕事選びの基準について持論を展開する。

「目に見えて評価してもらいやすい職種がいい。あと、せめて従業員300人くらいいる会社がいいと思う。(従業員数が)10人前後は売上がないと厳しい」

この持論の根拠となっているのは、ほかでもない女性自身の経験だ。

「私は年収300万円、手取り20万円。勤続15年なのに、年収が上がらない。やりがいは持てているし、役員が社員のことを考えてくれているのもわかる。でも、それだけじゃ生きていけないなと思うときも正直あり、葛藤している」

しかし、この30代女性の持論を聞くまでもなく、すでに事務職に見切りをつけ始めた若者もいる。手取り12万円の10代女性(福井県/商社系/正社員/未婚/年収100万円以下)は

「事務職であるため安月給なのは覚悟していたが、今後働き続けて収入が上がらなかったら転職を考える」

と決意を語る。さらに「今は実家暮らしだからなんとか生活できるものの、1人暮らしだったら絶対生活できなかっただろう……」と危機感を漏らしていた。

深く考えず事務職を選んでしまうと、のちのち薄給に悩まされる可能性が高いのかもしれない。

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