手取り15.5万円、介護職の30代男性「貯金や婚活なんて無理」 | キャリコネニュース - Page 2
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手取り15.5万円、介護職の30代男性「貯金や婚活なんて無理」

滋賀県在住の20代後半の男性(正社員・職員/未婚/年収250万円)は手取り17万6000円で、

「設立して間もない介護事業所なので仕方ないですが、経営者が『従業員と従業員の家族も大事にする』と言いながらも、(私は)毎月生活が苦しく、週に1回夜勤のアルバイトをしています」

と生活苦を嘆く。とはいえ、周りと同じ待遇ならまだ納得できただろう。しかし男性は、経営者の贔屓があることを知ってしまった。

「経営者のお気に入りである介護業界の偉い人の子どもには大量のお金をあげている事実もあり、非常にモチベーションが下がってしまいました。体力的にも厳しくなってきており、いつまでも介護という業界に身を置くのも厳しいと思っています」

男性が介護業界を去る日は、そう遠くないのかもしれない。

「介護業界は月給30万円なんて給料はもらえない」

埼玉県に住む30代前半の男性(正社員・職員/未婚/手取り14万6000円/年収200万円)は、なかなか昇給しないことに不満を募らせる。

「夜勤をやれば給料は上がるというが、回数をこなせず。資格を取れば給料が上がるというが、数年経たないと資格を取得する権利すら得られない。何らかのかたちで給料は上がっても、数か月後には『やめます』って紙が回ってくるし、介護業界は月給30万円なんて給料はもらえない」

この高齢化社会において、介護職はなくてはならない職業だ。安定した生活を送れるよう、業界全体の待遇改善が望まれる。

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