「仕事してない先輩の給料が1.5倍」人事評価への不満に87.5%が共感 「休職者の分もやったのにプラス評価なし」の声も | キャリコネニュース
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「仕事してない先輩の給料が1.5倍」人事評価への不満に87.5%が共感 「休職者の分もやったのにプラス評価なし」の声も

画像はイメージ

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Job総研(パーソルキャリア)は10月27日、「人事評価の結果に関するリアル」調査の結果を発表した。調査は2025年10月に、全国の20~50代の社会人を対象にネット上で実施。731件の回答を得た。

人事評価と自己評価とのギャップを感じる人は63.8%にのぼり、評価結果や評価後の年収に「納得していない」人も4割を超える実態が明らかになった。

「上司の機嫌取りが上手な人は、仕事ができなくても良い評価」

人事評価の結果と自己評価にギャップがあったかを聞くと、「ある派」(「とてもある」「ある」「どちらかといえばある」の合計)が63.8%と過半数を占めた。年代別では、「ギャップがある派」は20代が68.2%で最も高く、次いで30代(66.3%)、50代(62.2%)、40代(61.8%)と続いた。

同様に「人事評価の結果」と「評価後の年収」に対しても、約4割が納得していないと回答。寄せられたコメントには、「評価が決まった後にフィードバックという形で面談があるため、納得感が低い」といったプロセスへの不満や、「定性評価(協調性・主体性など)がフワっとしていて納得しづらい」といった基準の曖昧さを指摘する声があった。

中には「上司の機嫌取りが上手な人は、仕事ができなくても良い評価をもらっているのが納得できない」といった、評価者の主観に左右されるという声も出ていた。

「自分より仕事をしていない人と同じ評価」 不満への共感87.5%

さらに、「自分より仕事をしていない人と同じ評価だったことへの不満」への共感度を聞くと、「共感する派」が87.5%と大多数を占めた。年代別では、20代が90.9%で最も高かった。

具体的なエピソードとしては

「休職者の分も追加人員なしで乗り切ったのにプラス評価してもらえず同じ評価だった」「仕事が終わらずとも定時上がりの人のフォローをしているのにチーム一律評価にされて納得しない」

といった、自身の貢献が報われないことへの不満が挙がった。

ほかにも「自分よりグレードの高い先輩が全く仕事していないのに、給料は約1.5倍…。納得いきません」「年功序列文化が根強く残っているため、先輩より実力を付けても評価に反映されない」など、人事制度や年功序列的な構造に不公平感を示す声が出ていた。

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