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冬のボーナス支給額が報じられる時期になると、自分の手取り額と世間の平均を比べて複雑な心境になる人も少なくない。
投稿を寄せた東京都の60代女性(医療・福祉・介護/年収500万円)は高齢者福祉施設で働いているが、ボーナスについて「昨年同様に40万円程度」だったという。(文:長田コウ)
「離職してゆく方が多い業界こそ、社会必須な職種なのに」と葛藤
福祉業界では、人手不足を背景に現場の介護職への賃上げが進められているが、女性は専門職ならではの不満をこうもらす。
「福祉業界は、介護職には賃上げされていますが、他の専門職には厳しいです。ボーナスの時期のニュースで大手や公務員の額を目にすると虚しくなります」
エッセンシャルワーカーとしての誇りはあっても、現実的な数字を前にすると心が折れそうになる瞬間があるそう。
「離職してゆく方が多い業界こそ、社会必須な職種なのに、との現実です」
女性が指摘するように、社会を維持するために欠かせない職種ほど、その貢献度に見合った待遇が保証されるべきだろう。
「賃上げの世の中ですし、正直なところ、もう少しあると助かります」
東京都の50代女性(事務・管理/年収450万円)は建設会社で事務職として働くが、今年の冬も例年通り、月給1.5か月分ほどにあたる35万円前後のボーナスを手にした。
「賃上げの世の中ですし、正直なところ、もう少しあると生活面でも助かります」
何より女性が不満を感じているのは、職場に漂う「精神論」の押し付けだ。
「もらえることに感謝して働こうという風潮がまだあるのですが、正当に働いた対価だと思っているので、気持ちは大事ですが今の時代に少し違う考え方かなとも思っています」
ボーナスは会社からの恩恵ではなく、あくまで労働に対する対価である。それを感謝という言葉で丸め込もうとする組織のあり方を、女性は疑問視しているようだ。ボーナスの使い道については、「ほぼ交際費や趣味で消えます」と結んでいる。
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