ブラック企業を見分けるポイントについて、技術職の20代男性は、
「面接日にすぐ採用する」
「『最初は低いけど頑張ればすぐに上がる』等、昇給条件を具体的に話さない」
の2点を挙げる。薄給の上、人手不足ですぐにでも人材が必要という状況を感じ取っている。
別の技術職の20代男性は、「面接でプライベートに関する質問」をするのはブラック企業だという。仕事内容と、家族の職業・経済状況は関係がないにも関わらず、そのような質問をしてくる職場もあるという。男性は実際、ブラック企業に入社した際、
「やたらとプライベートのことを聞いてくる。家族の職業や経済的に余裕があるかどうかというようなことを面接で詳しく聞かれた」
と綴る。
「作業現場を見学させてくれるところはホワイト」
技術職の20代男性は「ブラックというより、ホワイトの見つけ方になりますが、面接前や面接当日にでも作業現場等の見学を受け付けてくれるところは、たいてい人材マネージメントができている」という。
「さらに、見学時に危険な作業の内容や身体の負担のかかる重労働についても説明してくれる会社は、体調不良時のフォローもしてくれる会社がほとんどでした」
採用前の段階で職場や仕事内容を把握できるので、応募者も安心できる上に、企業側にとっても採用のミスマッチを防げる。面接前や面接当日の対応が分かれ目だという。
販売・サービス職の40代男性もブラック企業を見極めるポイントとして「面接時に目を合わさず即面接しようとする会社」(販売・サービス職)を挙げている。企業側の”誰でもいいから採用したい”という姿勢は人材不足などの現れとも取ることができる。
また面接担当者は、その職場で働くことになったら上司や先輩、同僚になる可能性も高い。一緒に働くことを考えると、面接をした人の態度やその人と合いそうか否かという感覚は重視した方がいいのかもしれない。
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