エンジニア職の30代男性の職場には、気さくな上司がいる。男性が体調不良で帰ると、次の日は上司から「大丈夫? 今日は無理しないで体調を優先して働きなさい」と声をかけられ、いつも心配してくれるという。
「上司はいつも相談に乗ってくれます。しかも『また何かあればいつでも聞きに来なよ』と言ってくれので、悩まずに仕事を進めやすいです。無駄な心配やストレスを抱えることなく、業務に集中できる環境を作ってくれます。おかげで今のチームは優しい人が多いです」
しかし男性は、不安を感じているという。判断に迷った際も相談には乗ってもらえるが、基本的に「希望する通りにやって問題ない」と言われることだ。そのため、
「あまり下手なことは言えません。今のところ大きな問題は起こっていないため、いいのかもしれませんけど。本当にこのまま進めてもいいのかな、と不安になることはよくあります」
という。
「もちろん聞いたら教えてくれます。でも聞かないと言ってくれません」
営業職の30代男性が勤めるホワイト企業は、フリードリンクのみならず、フリースナックも採用している。そのため男性は「結構、金が浮く」という。ほかにも、
「オフィスがカラフルで、クリエイティブな考え方ができる環境です。上司に対等に意見もできます。営業で外出する時以外は私服勤務。申請ギリギリで在宅ワークができます。有休や傷病休暇の申請は自由に提出でき、理由も問われません。有休は1~2週間の長期取得も可能です」
とホワイト自慢を挙げる。その反面、外資系の大企業ということもあり、トップダウンも激しい。
「海外本社で決定したことが、そのまま日本に降りてきます。週明けから情報が錯綜することも。私的には上層部が何をしているか可視化できていないです。もちろん聞いたら教えてくれます。でも聞かないと言ってくれません」
事務・管理職の20代女性は、定時退社ができて社員同士の仲も良い職場で働いている。またネイルや髪型が自由な社風のほか、社割で定価より安くバッグ類が買えるというメリットも。とはいえ、
「給料が少ない。仕事が合わない。上司とも馬が合わない。不測の事態が起こると役員会で決めてから動きだすという流れなので、そうした段取りに時間をかけすぎるところが不満です。あと建物が古すぎてたまにススが降ってきたり、通気性が悪かったり」
と愚痴もこぼしている。
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