転職してステップアップする人がいる一方で、転職を悔やむ人もいる。キャリコネニュースでは転職に関するアンケートを実施。「転職に失敗した」と語る3人の読者の体験談を紹介する。(文:コティマム)
※キャリコネニュースでは引き続き転職をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/HEKC3Q7B
同業の介護職で転職したが「腰を痛めて休みの日は必ず病院通い。散々でした」
介護職の経験がある岐阜県の50代女性は、同業種で転職。同じ介護業界だが、女性にとって新たな職場は納得のいかないものだった。
「『寄り添う介護で個別ケア』とあったのに、実際は毎日何回もオムツ交換」「自分は腰を痛めて休みの日は必ず病院通い。散々でした。物品も少なく、これじゃ利用者や自分たちも守れません。最悪でした」
一方、介護業界から花束加工の職場に転職したのは、神奈川県の30代女性。職場の衛生環境に耐えられなかったようだ。
「ラインで花を一輪ずつ置いて、1つの花束を作る簡単な仕事でした。水上げ作業で、エルフという花を入れる箱を準備していたら、ゴキブリがウジャウジャと……。今まで見たことない大きさで!毎回そんなのに出くわすので辞めました」
中途採用だけ冷遇「目標値はいつも無茶ぶりで、評価されず賞与カット」
ある企業の宿泊部門に転職した埼玉県の50代男性(サービス・販売・外食/正社員/年収500万円)は、もとからいる社員と中途採用者との間に格差を感じたという。
「複数の事業を持つホールディングスで。宿泊部門の中途採用だけ冷遇。本社勤務者の中で、新卒と他部門からの異動者は土日祝休み。中途は祝日勤務。試用期間も宿泊部門の中途(採用者)だけ1年(間)。目標値はいつも無茶ぶりで、前年比プラスの実績を上げても、評価されず賞与カット」
男性が中途で入った宿泊部門では、中途採用者の待遇だけ悪かった。それだけでなく、社長のワンマンぶりも酷かったようだ。
「社長の言うことは絶対。顧客やお取り引き先よりも社長優先」
新たな環境に期待して転職しても、入ってみなければわからないことはたくさんある。転職の際は、口コミや体験談を参考にしながら慎重に検討した方がいいかもしれない。