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新卒入社した会社で「暴力」を受けたら… 社歴「数か月」で退職して大丈夫?

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新卒で入った大手証券会社を「4か月で退職」したという人が、ネットにその苦しい心情を吐露している。なぜかというと、「殴る蹴る等が酷くてパニック障害になったから」。新卒1社目としては、辛すぎる経験だ。

新卒で入った会社では「最低3年は働け」とよく言われる。しかしそのせいで、法に触れるような辛い経験をさせられても「我慢しなければ」と思ってしまう新卒社員も少なくないようだ。果たしてこんなとき、どうすればよいのだろうか。

新卒で「酷な仕打ち」を受ける人は意外と多い

この投稿者は退職のとき、「親に心配をかけたくない」がために、「面倒だから辞めた」とだけ言ったそうだ。そのせいで親からは「勘当状態」で、現在は「転職活動でかなり苦労」した末に、やっと内定をもらった「ブラック飲食店」で朝6時から夜22時まで働いている。

この4月に入社した新卒社員の中にも、もしかするとこの投稿者と同じ目に遭っている人がいるかもしれない。既卒・第二新卒の就活サポートを行う「第二新卒ナビ」を運営するUZUZ(ウズウズ)社の今村邦之さんも、毎年そうした相談を受けると話す。

「最初の会社で、酷な仕打ちを受けて追い詰められる人は意外と多いです。不動産投資の会社で売上が上がらないことを理由に暴力を受けた人や、保険会社で『翌日から転勤しろ』と言われてマンガ喫茶での生活を余儀なくされた人。『辞めたい』と伝えたら親に電話するように言われ、親に聞かせるように大声で罵倒された人などの相談を受けています」

実は今村さん自身も過労による体調不良で、新卒で入った商社を9か月で退職した。そのときの経験も踏まえると、殴る蹴るなど法に触れることをする会社では、「自分が受けるダメージを最小限にとどめること」を再優先に考えるのがベストだという。

「できれば心身を壊す前に、未然に辞めたほうが良い。我慢しているより、トラブルを未然に防いだ人のほうが転職活動で評価されます」

「もうムリだ」と思ったらどうすればいいの?

確かに体調を崩してしまうと、転職するまでの間にブランクが空きがちになり、体調不良などトラブルを抱えていると次の会社で採用されにくくなるおそれもある。「休職」という選択肢も、復職が前提なので、そのまま退職してしまうとブランクがあるのと変わらない。

「もうムリだ」と思ったら、日付と印を入れた退職届を提出するなど、早めに正規の手続きを踏んで退職をするのがベターなようだ。法律でも2週間前に退職の意志を示せば、会社を辞められることになっている。

ただし裁判を起こすなど、会社と真っ向から対決するのは「転職」という観点から見ると避けたほうが良いという。酷い仕打ちを受けたら、仕返しをしたくなるところだが…。

「前職の会社に電話され、勤務状況を調査されることもあるので、次の転職という意味では円満に退職しておいたほうが良いです。同じ理由で、『急に来なくなった』『休みがちだった』と言われるのも避けたいところです。『許せない』という気持ちはわかるのですが…」

もちろん、辞める前に仲の良い先輩や同期に相談したり、会社の労務・総務担当に相談することで解決することもある。労働基準監督署などに「匿名」で相談し、会社の改善を促すのも手だ。

早期離職を経験した「第二新卒者」を採用する企業はある

今村さんは、信頼できる大学就職課の担当者や、転職エージェント、ハローワークの労働相談窓口など、外部の客観的な意見を聞いてみるのも手だと助言する。

「もう少しいまの会社に残ったほうが良いのか、すぐに辞めたほうが良いのか。冷静なアドバイスを聞いてみるのも良いと思います。もし辞めたほうが良いとなっても大丈夫です。全体で見ると数は減りますが、早期離職を経験した第二新卒者を採用する企業は意外に多くあります」

日本企業の新卒信仰は少しずつ薄れ始めている。早期離職した第二新卒の人でも、チャンスは十分にある。新卒1つ目の会社は、社会人生活40年のスタートにすぎない。劣悪ブラック環境で「3年は…」と我慢するより、余力のあるうちに次へ向かっていったほうが、中長期的には良い結果が得られるかもしれない。

あわせてよみたい:初出勤に遅刻する新社会人が続出!? 人事に「もう来なくていい」と言われた

 

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