新人に「前にも言ったよね?」という上司 「職人ぶりたい半端者」「職務怠慢」と批判の声 | キャリコネニュース
おかげさまで10周年 メルマガ読者数
65万人以上!

新人に「前にも言ったよね?」という上司 「職人ぶりたい半端者」「職務怠慢」と批判の声

前にも言ったよね?

前にも言ったよね?

上司にとっては、4月に入社した新入社員を早く戦力にしたいところだ。そんななか、16日につぶやかれたあるツイートが話題を呼んだ。投稿者が所属している会社では、「前にも言ったよね?」という言葉は「禁句」と決まっているのだという。

「特に、新人さん新入りさんに使うのは厳禁。わかるまで何度でも聞くのは新人の仕事で、それに応えるのが指導の仕事。徹頭徹尾『見て覚えろ』なんて言うのは、職人ぶりたい半端者の自己満…とされています」

繰り返し使うと「大事故」につながるかも…

上司の「前にも言ったよね?」「見て覚えて」といった言葉からは、「一度で覚えられないのか!」「覚えの悪い新人に割く時間はない!」といったイラ立ちが透けて見える。

若い頃に同じような経験をした人が多いのか、前出のツイートには「あったなぁ…」「よく言われた」と共感の声があがった。

「1回で覚えろ、あとから読み返してわかるようなメモをとれ!って指導だったから2回目聞くと前にも言ったよね?どころではなかった…」
「こちとらまず精神的にいっぱいいっぱいなんじゃ!ならおぬしらは新人の頃できてたんか!あぁ?!、って思うけど口から出てくる言葉は『はいすみません』」

上司からすれば、こうした一言で新人がもっと集中して仕事に打ち込むようになれば、との思いもあるだろう。しかし新人側からすると「言われると本当に心折れる。シュンってなっちゃう」と、逆効果だという声が多い。

「前にも言ったよねを繰り返してると、確認を恐れた新人が大事故やらかすことあるからな」
「言われるのが怖くなってミスるまでお互い把握できないやつ」

禁句にできるのは「余裕ある職場」との反論も

確かに分からないものは分からないのだから、「前にも言った」からと確認せずに放置しておくと事故につながる可能性はある。会社にとって、人材育成は大事なミッションのひとつ。ていねいな指導をしない上司には批判が多い。

「『前にも言ったよね』、『自分で考えろ』は職務怠慢」
「伝統工芸品の職人ならその教育しかないだろうけど、一般社会人にその教育は育児放棄に等しいよ」

もちろん指導する側にも言い分はある。教育の時間は無限ではなく、上司や先輩も自分の仕事をこなしながら教えなければならない。OJTなどで効率よく成長してもらうためにも、つい「前も言ったよね?」という言葉が出てくることもあるわけだ。

「前にも言ったよねが禁句にできるほど余裕のある職場うらやましい。いますぐ実業務に入ってもらわないと頭数が足りてない労働環境…」
「半年たっても覚えないやつに前にも言ったよねが使えないなら発狂するしかない」

3回くらいならOK?「10回越したらそりゃ言いますわ」

「何回聞かれたかによる」という意見もある。「3回くらいならメモ取れよと思うだけ」「結構前に言ったことなら許す」という声は多いが、それ以上になると厳しい声も多い。

「10回越したらそりゃ言いますわ」
「世の中には何度同じことを説明しても理解しない・できない層というのがあって、その場合には『前にも言ったよね?』が発動します」

理解の悪い新人には、教え方に工夫をしているという上司もいる。「前に説明したときにメモ取った?」と聞いたり、指示内容をプリントにして渡したりするのだそうだ。新卒社員側から総じて印象の悪い「前にも言ったよね?」の一言。皆さんの職場ではどのように教えて、もしくは教えられているだろうか?

あわせてよみたい:上司に暴力を振るわれたら、社歴数ヶ月でも辞めていい??

キャリコネであの有名企業の「働きがい」「年収」「残業」の実態を見る

 
 

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

人気記事ランキング

  1. パワハラ三昧だった上司の自業自得な末路 定年後に「仕事を紹介して」と泣きつくも、部下の冷静な反撃で撃沈【後編】
  2. 面接官に「素人」呼ばわりされた30代男性、ピシャリと言い返す「天狗になるのもいい加減にしなさい!」
  3. ランチ会での発言が「気に入らない」から配属初日に“追い出し部屋”へ…? 理不尽すぎる理由でクビになった女性【後編】
  4. 上司が訪問先を見て「この会社はダメだな」→理由を聞いて「うちの会社のことでは…」と気付いた男性の回想
  5. 「迷惑なら休むな!」有給にブチギレた上司の悲惨な末路 定年後、部下に泣きついてきて……【前編】
  6. 「法律違反ですよ」面接での性差別に反論した男性 採用担当者から返ってきた開き直りの一言
  7. 社長面接で「いらんいらん、帰って」と言われた男性 数年後、その会社の営業マンが来てお断り
  8. 面接で人格否定された男性、ハローワークと本社へ通報した結果「本社からお詫びの手紙がきて…」
  9. 「家賃5万が限界」でも車は必須…勤続25年で手取り19万円の50代女性、働き方改革で収入減り絶望
  10. 学歴コンプのパワハラ上司に嫌がらせをされまくった国立大卒男性 転職して「今はあの会社を使う側になった」と立場逆転

アーカイブ