就業規則が厳しい会社で働いていると息が詰まりそうになるが、あまりにゆるすぎるのも考えものだ。ガールズちゃんねるに12月、「就業規則がユルい職場に勤めてる方」というトピックが立った。
「大手メーカーだけど、今在宅勤務である意味やりたい放題だよ。成果さえ出せば何も言われないからやる気ある時は頑張って、やる気ない時はベッドに寝転びながらやってる」
ゆるい会社は大手企業では珍しくないらしい。他にも「途中で抜けて歯医者、スーパーもオッケー」と自由な会社もあり、大手企業は人員に余裕があるため、ゆるく働くことができるのかもしれない。安定や福利厚生のために大手企業を目指す就活生は多くいるが、そうした環境も魅力だろう。(文:石川祐介)
「生真面目な性格の人だけ損をする」とデメリットも
トピック内には、いわゆる”ゆるい”会社に勤めている人からメリットを挙げる声が多く寄せられた。
「ネイルOK、髪色派手じゃ無いならOK、休憩中も時給発生、お客様いなかったら携帯いじってOK。ゆるくて嬉しい」
大抵の職場では、髪型や服装に何らかの制限が伴う。規則として明文化されていなくても、”暗黙の了解”で決まっているケースも多いだろう。
一方、上場企業では
「上場企業にいた時は『何でも申請書を書いて承認を待って』で、例えばペン1本買うにも時間がかかるし息が詰まりそうだった」
と備品の注文ですらストレスを感じることもあるようだ。
だが、”ゆるい”会社は良いことばかりではなさそうだ。
「とことんゆるいやつがなにもしないパターン出てくるし、そいつに言う人もいないとかある。そう言う場合、生真面目な性格の人だけ損をする」
会社がゆるいと当然怠ける人たちが出てくる。そうすると、真面目な人達にしわ寄せがいき、「なんで自分たちはちゃんと仕事してるのに給与がアップしないんだ!」と不公平感や不満が生まれる。
実際に「うちの会社なんて就業時間もまともに決まってない」といった声もみられ、出社時間や昼休憩の時間が曖昧なために、時間にルーズな人に振り回されたという被害談も散見された。
“ゆるい”会社が必ずしも”良い”職場とは限らない。人によっては向き、不向きもあるだろう。まずは、自分の適性と向き合った上で、就職先を探したい。