老舗の和菓子店を4日で辞めたという20代女性は、仕事を辞めた理由をこう語る。
「単純に自分に向いていなかったようです。販売職自体が未経験、なおかつテナントの老舗の和菓子屋だったのでお得意さまや少し気難しいお客様が来られて……一日目が終わって家に帰り、両親にすぐに『顔色が悪い。もう辞めなさい』と言われました」(福岡県)
異変に真っ先に気づいた両親が、退職を後押しした。「続けたとしても辞めることになっていたと思いますし、正直嫌だな…という気持ちもあったので、トラブルを起こしていたかもしれません」と振り返る。
30代女性は、かつて働いていた観光業の仕事を3週間で辞めてしまった。新型コロナの影響で仕事がなくなり、入社後わずか2週間で社長から減給宣言されたからだ。さらに、
「朝は出勤の30分前には現場入りし、暗記強制の長い長い社訓を大声で叫び、朝礼に参加してまた同じ社訓を叫んでやっとタイムカードを押すことが許される」
新型コロナの影響以上に、ブラック企業の雰囲気が漂う。実際に「仕事はシフト制だったので、休み希望を出したら一切希望が通らなかった。理由を聞くと『シフトは基本ウチの規定に従ってもらいます』の一点張り」で自由に休みが取れなかったという。
「『やってられるか!』という気持ちになって退職しましたが、本当に辞めてよかったです。自分に合わない環境に身を置いて心身に悪影響が出るくらいなら潔く辞めてヨシ。我慢する必要なんてないと思います」
と語っている。人は誰でも向き、不向きがあるものだ。合わないと思う仕事を無理して続けるくらいなら、早く辞めた方がいいだろう。
※キャリコネニュースでは引き続き仕事を即行で辞めた人や「お酒の失敗エピソード」などのアンケートを実施しています。