東日本大震災から10年、働く主婦層の仕事選びに変化「犬を飼っているのですぐに帰れる職場を選ぶ」 | キャリコネニュース
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東日本大震災から10年、働く主婦層の仕事選びに変化「犬を飼っているのですぐに帰れる職場を選ぶ」

家族との時間を優先する人も

家族との時間を優先する人も

東日本大震災発生から今年で10年。ビースタイルグループは2月22日、「働く主婦層の震災と仕事選び」に関する調査結果を発表した。調査は1月にネット上で実施し、同社運営の「しゅふJOB」を利用する803人から回答を得た。

震災が仕事選びに与えている影響で最も多かったのは、「震災時すぐ帰宅できるように家から近い職場を希望するようになった」(37.2%)だった。

「子どもが心配なのと帰宅難民になりたくないから家の近くが好ましい」

回答者からは、

「犬を飼っているので、緊急時に歩いてすぐに家に帰れる場所が一番の条件となっている」(50代、パート/アルバイト)
「子どもが心配なのと帰宅難民になりたくないから家の近くが好ましい」(40代、パート/アルバイト)

などの声が寄せられた。実際に「東日本(大震災)の時に都内にいて帰宅できなかった」(50代、パート/アルバイト)という体験談も。

次いで多かったのが、「家族との時間を優先してより融通の利く時間帯を希望するようになった」(27.3%)。「子どもが小さいうちは、子どもを守れるのは、自分しかいないから、仕事は二の次と考える様になった」(40代、今は働いていない)という意見が多かった。

一方、「震災に備えて仕事を選べるなら羨ましい限り」という声も

3位以降、「自分のやりたい仕事内容を優先するようになった」(17.1%)、「在宅勤務を希望するようになった」(12.7%)、「備えなどを考えて収入の多い仕事をするようになった」(10.7%)、「耐震性への配慮など災害対策されている職場を希望するようになった」(9.7%)と続いた。ほかにも、

「職場のドレスコードがうるさくなければ黒のスニーカーを履いて出勤することが多くなった。また、飲み物や飴など持ち歩くようになった」(50代、派遣社員)
「いつ災害があってもいいように食糧を貯える必要があり、そのためにはお金が必要」(30代、今は働いていない)

などの声が寄せられた。

一方、「仕事選びにおいて特に震災の影響はない」と答えた人も36.7%いた。具体的には、

「震災の事を考えて仕事選びをしていたら見つからない。雇ってもらえるところで働く」(50代、パート/アルバイト)
「震災に備えて仕事を選べるなら羨ましい限りです」(50代、パート/アルバイト)

といった声が寄せられた。

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