新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、一部で急速に普及したテレワーク。出勤時間をなくすだけでなく、面倒な同僚とのコミュニケーションも減り、ビジネスパーソンにさまざまな恩恵を与えてくれた。だが、配偶者の中にはテレワークを歓迎していない人も一定数いる。
ガールズちゃんねるに5月6日、「旦那さんがリモート継続でウンザリな人」というトピックが立った。夫がテレワークをしているため、息を潜めながら毎日3食のご飯を作る日々にストレスを感じているというトピ主。胃が痛くなるだけでなく、生理周期も乱れてきてしまいイライラの限界にきているようだ。(文:石川祐介)
ホテルに連泊して働いてもらうのもアリ?
トピック内に寄せられたのは共感の声だ。配偶者のテレワークに苦労している人は意外にも多い。
「予告なしで会議始まったり、それがカメラありだと知らず洗濯物や私がうつってたり(泣)電気代上がってるし」
物音を立てないように、ウェブ会議の邪魔をしないように注意する必要がある。自宅は最もリラックスできる空間であるが、いろいろなことに気を配りながら生活をしなければいけないのはしんどいだろう。
「友達の旦那さんはホテルに連泊してリモートワークしているよ」
テレワークができるということは、なにも無理に家で仕事をする必要はない。ホテルをはじめ、最近は仕事可能なカラオケボックスも出てきているため、週に数回は家以外の場所で仕事をしてもらうよう話してみてはどうか。
とは言え、いろいろな事情があるだろうから「うちの旦那はかれこれ1年以上テレワークだから、昨夏からパート始めました!」といったコメントがあるように、自分自身が外に用事を求めるのもまた良い対策になりそうだ。
「昼休みの散歩とトイレくらいしか出てこない」という家庭も
リモートワークのストレスを大胆な方法で解消した人もいる。
「これがありそうだったので引っ越しました。予算そのままで部屋数増やしてプライベートを確保しやすくした。リビングは狭くなったけどね……」
新型コロナウイルスが終息しても、テレワークを継続するビジネスパーソンは一定数いるだろう。先を見越して部屋数の多い家に引っ越せば、無用な喧嘩を減らすことができる。
「仕事用にした部屋に弁当持って『出勤』してるから、昼休みの散歩とトイレくらいしか出てこないし」
「引っ越しではないけれど、寝るだけだった寝室に、テレビとかラグ、机、クッション等置いて、サブリビングを作りました。どちらかが避難するのに凄くいいです」
引っ越しは金銭的に難しいという人は、家の模様替えに挑戦してみてはどうか。仕事部屋やリビングを設け、互いの仕事やプライベートを邪魔しない空間を作るだけでも、パートナーにイライラすることはなくなるはずだ。
時代に合わせて働き方だけでなく、家の過ごし方も変えていく必要があるのは言うまでもない。