広島県の40代女性(その他/派遣社員/年収300万円)は、2人の子どもを育てるシングルマザー。以前カラオケ店のスタッフとして働いていたが、学生スタッフのある一言がきっかけとなり、半月ほどで辞めてしまった。
「フライドポテトの作り方を、ちゃんと教えてもらえませんでした。専用の入れ物に入れて揚げなければならなかったようで。知らずにポテトを直接フライヤーに入れたら、学生アルバイトの男の子から『あなた主婦ですよね?』と怒られたんです」
女性は「私は料理が得意なので、あの一言はどうしても我慢できませんでした。あの子の顔と苗字だけは一生忘れません」と憤る。
某自動車関連会社で”仕事したいなら、家庭を犠牲にするのは当たり前”
新潟県の40代女性(福祉・介護/正社員/年収350万円)は、某自動車関連会社の営業職を1週間で辞めた経験を持つ。その理由は、職場の人から”ありえない言葉”を連発されたからだ。
「まず『始業1時間前に出勤し、掃除を終わらせろ』と指示されました。また、当時は母子家庭だったのですが、『運動会などの学校行事に行った社員なんていない』『仕事したいなら、家庭を犠牲にするのは当たり前』などと言われたんです」
シングルマザーだった女性にとって、「仕事」と「家庭」のどちらが大切なのかは明白だろう。すぐさま退職の道を選んだ女性は、あっという間に転職に成功。当時を振り返り、「さすがに1週間で辞めるのは気が引けましたが、辞めてよかったです」と胸中を明かした。
「絶対に許容できない」と感じる言葉は、人によって違う。指導者や上司は、相手を尊重する気持ちを忘れないようにしたい。また、伝え方には十分配慮する必要があるだろう。
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