専業主婦の妻に「年収500万円の仕事をして」と要求する夫 「世間知らずにもほどがある」など批判殺到 | キャリコネニュース
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専業主婦の妻に「年収500万円の仕事をして」と要求する夫 「世間知らずにもほどがある」など批判殺到

夫の要求に困惑

専業主婦が長いと正社員で社会復帰するのは難しいものだが、ガールズちゃんねるに6月中旬、「夫が私に期待する年収が高いです」という悩みが寄せられた。トピ主は幼稚園児の2人の子どもを持つ専業主婦(36歳)だ。夫は同年齢で、最近会社の業績がよろしくない。そこで、妻である投稿者に外で働いてほしいと言ってきた。

それは良いとして、トピ主は正社員では10年、パートでは6年のブランクがあり、資格は未経験の保育士資格とペーパードライバーの運転免許のみ。ところが夫は、

「500万円くらいの収入の仕事をしてほしい」

と要求してきたという。「自分が500万円、妻が500万円稼いで世帯年収1000万」を望んでいるそうだ。トピ主は困惑しきりで、「そんな高給はとても無理だと話しても『大学(ただの地方女子大です)を出ているんだからできる。探す前から諦めるな』と言われるばかりです」と、頭を抱えている。(文:篠原みつき)

「男性でも500万稼いでる人少ないのに」と怒り相次ぐ

この相談には「旦那考え甘いな」など呆れや怒りの声が相次いだ。

「旦那さん世間知らずにもほどがあるでしょ。ただでさえブランクある専業主婦で資格もほぼ持ってないのに500万って……男性でも500万稼いでる人少ないのに」
「お子さん二人いて家事しながら旦那と同じだけ稼げって、なにかの冗談かな。私が200万稼いでくるからあとの800万お願いねって言ってみたら?」

看護師や国家資格、公務員保育士であれば不可能ではないが、「300万の壁は高い」「30代独身の看護師の私ですら500は無理」という声も目立つ。

国税庁の調査(2019年)によれば、30代後半女性の平均年収は313万円だ。20代後半が最も高く328万円で、以降は緩やかに減っていく。構成比(女性)で一番多いのは「100万円超200万円以下」(23.7%)だ。こんな数字を出さなくても、ほとんどスキルもない幼児を抱える専業主婦が、いきなり年に500万円稼げると思うほうがどうかしている。

専門職のベテラン女性と比較されても……

トピ主によれば、実際の夫の年収は600万円後半だというが、その収入は妻に家事・育児を任せきりにしていたからこそ得られた額だとも言える。

また、トピ主の夫の同僚には、子どもを2人育てながらフルタイムで働く高年収のワーキングマザーがいるらしく、夫はそのたった一人をモデルケースとして発言しているらしい。だが、10年ブランクがあるトピ主と、恐らく専門職でずっと働き続けていたその女性とは、まったく条件が違う。

トピ主は多くの意見を受け、モラハラぎみの夫との将来を悲観。「子どもが巣だった後に私がなんとか一人細々とでも生きるための資金計画のため、未来に繋がる働き口を探してみます」と返信していた。

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