長年同じ会社に勤めていると「なんでこんな会社で働き続けているんだろう」とバカバカしくなり、退職したくなる時があるかもしれない。
キャリコネニュースでは、「会社を辞めたいと感じたエピソード」で読者投稿を募集。多数の投稿が寄せられた。今回は、管理・事務職として働く40代女性のエピソードをクローズアップしよう。(文:コティマム)
おしゃべりで時間を潰し残業したふりをする”課長のお気に入り社員”
女性の職場には、困った課長とその”お気に入り社員”がおり、女性を含め職場の社員たちは彼らの行動に辟易している。
「課長はお気に入り社員の仕事を大幅に減らし、その分を私や周りの社員に押しつけました。残業や休日出勤が続いても、仕事をさばききれないほどです。一方のお気に入り社員は、好きなことだけやっておしゃべりで時間を潰し、残業したふりをして帰るようになりました」
これではほかの社員が潰れてしまう。こうした課長のやり方に反発の声は多かったが、課長は周囲の話を聞こうとはしなかった。あるとき、女性の部署に突発的な仕事が回ってきた。
「課長はその仕事の担当に私を指名しました。今抱えている仕事だけでも手一杯なのに。加えて繁忙期も期限も重なる仕事を担当するなど無理なので、課長に何とかならないかと言ってみたのですが……」
「普通、そんなこと言えばクビでしょ!」
女性の必死の訴えも虚しく、課長からは呆れた言葉が返ってきた。
「あなたが今やっている仕事は通常業務でしょ。通常業務はいくら仕事があっても仕事をしたことにならないし、『忙しい』なんて言えないんだけど。その年になって、そんな一般常識も知らないの?これだからできない人は!普通、そんなこと言えばクビでしょ!」
まさかの課長の発言に、周囲で聞いていたほかの社員たちも驚いた。
「さらに課長はお気に入り社員の名前を持ち出し、『あの人を見なさい!仕事を何でも手早くこなして素晴らしい!』と言い始めました。さらに、お気に入り社員は私を見て、『大変ですね。でも仕事しているとそういうこともありますよ』と笑っていました」
まさに「お前が言うな!」発言だが、「自分は仕事ができる」と勘違いしている人にはわからないのだろう。
「入社10年以上の人が新人の半分以下の業務量を手早くこなしているのを『素晴らしい』と言われても……。課長も勤務中に毎日スマホで漫画を読んでいるし、有給取りまくり」
まったく仕事せず他人に押しつけるだけの課長と、そのお気に入り社員。巻き込まれる周囲はたまったものではない。驚くべきはこの課長、昇進して副部長も兼任しているのだ。
「『会社はこんな人を評価している』と思ったら、先が見えなくなりました。これ、会社ごとダメじゃないか……」
勘違い上司や同僚に振り回されるくらいなら、「もういっそ辞めてしまいたい」と思うだろう。職場は「できる人たち」を失って初めて、事の重大さに気づくのかもしれない。
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