事務職として働いており、職場の人間関係が問題だった。「先輩に聞きながら仕事をしています」と、ごく当たり前の状況に聞こえるが、女性の場合には状況が少し違う。ミスをするたびに怒られ、「最初は『間違った私が悪い。次は間違わないようにしよう』と考えていた」が、それも長くは続かなかった。
「わからないところや確認のために聞くと『そんなの常識でしょ。どうやって働いてたの』『どうしてできないの』『自分で考えて仕事をして』と否定されて頭が真っ白になり、何も考えられず、自分でもどうしていいかわからなくなります」
次第に女性は今までできていたこともできなくなってしまった。さらに聞こえないと思っているのか、陰口を叩かれていることがわかり、女性は追い詰められていく。
「大きな舌打ちや睨まれたり、何度も怒られたりするうちにその人に対しての恐怖心が増えて萎縮してしまい、気を付けても更にミスを重ねてしまうという悪循環に陥っています」
結果的に女性は精神的に病んでしまい、入社後2ヶ月で退職することになった。
「契約がとれないと給与がなかった」
東京都の50代女性(パート/年収100万円)は、保険の営業をしていたときの経験を語る。その会社では入社後、3ヶ月間の研修期間があった。「月に6件のノルマを課せられ、初月は娘や友達に加入してもらえたのでノルマを達成できました」と語るが、このノルマが女性を苦しめる。
「3ヶ月目からは契約が取れなくなり、0件でした」
その月の給与明細を見て、女性は衝撃を受けた。「契約が取れなかった月は0円でした」と嘆く。勤務は週6日で9時~17時まで働いていたため、最低賃金で計算しても20万円はもらえるはずだった。しかしながら「契約がとれないのであれば、給料はなし」というルールを聞かされ、女性は落胆する。
「契約が取れないから給料なしはどう考えてもおかしいと思います。そもそも雇用契約書を書いた覚えがありません」
その後、労働基準監督署に出向こうかと考えた女性だが、「揉めるのも面倒だ」と考え、そのまま退職。3ヶ月間の出来事だった。
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