「腕にタトゥーがあり仕事につけません。日本は偏見ありすぎる」という悩みに厳しい声 | キャリコネニュース
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「腕にタトゥーがあり仕事につけません。日本は偏見ありすぎる」という悩みに厳しい声

日本はタトゥーに偏見ありすぎる?

日本はタトゥーに偏見ありすぎる?

お悩み解決掲示板に7月下旬、「腕にタトゥーがあり仕事につけません。このままだと車のローンも払えなくなります」という相談が寄せられた。スレッドを立てた人は年齢や性別など不明だが、「自己破産しかないと考えています。簡単に考えすぎですか?」と思い詰めている様子だ。

もともとスレ主の親を入れていたといい、「いいなぁと思って」自分も入れた。「目立たない所じゃ入れた意味ないし」とも書いており、人目に触れる場所に入れたようだが「後悔はしていません」ときっぱり。この暑い時期に長袖だと理由を聞かれるらしく、嫌な思いもしたのか、

「日本はタトゥーに偏見ありすぎると思ってます」

と主張している。短い相談だったが40件以上の回答が寄せられ、注目度の高さがうかがえた。(文:okei)

「タトゥー入れる時にそのくらいの覚悟はなかったのですか?」

回答欄には厳しい声が多数寄せられた。

「タトゥー入れる時にそのくらいの覚悟はなかったのですか?」
「日本がタトゥーに厳しいのなんて昔からなんだからわかりきってたことなのになぜタトゥーをいれたの?それで仕事につけないって今さらだよね?」

分かっていてタトゥーを入れたのだろうから、「自業自得」と冷たくあしらう人が目立つ。安易に自己破産などしないほうがいい、すれば結局は車も手放すことになるという指摘も散見された。

同時に「仕事を選ばなければ何かしらある」という意見も多く、「仕事につけないのではなく、やはりまだまだ探し足りないだけ」「暑いけど、土木とかあるんじゃないですか?頑張って」といった励ましも複数入っている。

「夏場も長袖長ズボンが義務付けられている仕事はたくさんある」という声もあり、具体的には土木、配達員、港湾関係(港で船荷の積み下ろし作業)、トラックの運転手などが挙がっている。確かに選り好みしなければ仕事はあるだろう。求人サイトで「タトゥーok」と検索すると、営業や飲食、倉庫管理、土木建築などは正社員募集もしていた。ショップ店員やカスタマーサポートなどもある。

「タトゥーだけが問題ではない」という指摘

ただ、スレ主は「でもなるべく契約社員とかになりたいんです」と返信している。契約社員もさまざまな職種があるが、オフィスワークを考えているのかもしれない。しかしその結果、希望通りに仕事が見つからない状況だ。

今年1月、「2ちゃんねる」元管理人で実業家のひろゆきさんが、ツイッターでタトゥーについて「(日本では)働けない業種があったりするので、ファッションでの刺青はやめた方がいいと思う」などと投稿していたが、まさにこのスレ主は、タトゥーで仕事の選択肢が狭まった一人のようだ。

一方、スレッドの回答には、

「タトゥーだけが問題なのではないと思う。自分がどういう人間か分かってなくて、やりたいことや進みたい方向性がきちんと定まってないんじゃない」

と、スレ主の考え方を問題にする人も。この人は、ただ精神論で頑張るのではなく、先方の信頼を勝ち取る方法やアピールの仕方、「どれくらいのスキルをつければタトゥーもハンデにならないのか」を、よく考えるべきと諭しており、確かにその通りだ。自己分析も必要だろう。

日本でタトゥーを入れていると、確かに生きづらくなる場面はある。だからといって仕事が決まらないのを「タトゥーのせい」ばかりと決めつけるのはどうなのか。自分はどういう仕事に就きたくて、現状どんなスキルがあるのか。そのギャップを埋めるためにはどうすればいいのか。タトゥー云々の前に、そのことがまず重要だろう。【参照元 お悩み解決掲示板:https://onayamifree.com】

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