東京都の20代女性(営業)は、上司から「女であることを利用しろ」言われたという。
「その上司は質問をしても答えてくれず、すぐに『◯◯に聞いてみて』『俺はやったことないから分からない』と他人任せにする人でした。そんな上司から案件を引き継いでいる時、不明点や疑問点が出てくる度に、『女性の立場を上手く使って、◯◯さんにおねだりして聞けば良いじゃん』『“わたし引き継いだばかりなのでまだ分からないんです~(>_<)”って聞いてみれば?」などと言われることが多く不快でした。女性だから下手に出て、ぶりっ子みたいに振る舞え、と言われているような気がして腑に落ちない出来事でした」
質問に答えてくれないだけなら「不親切な人だな」で終わる話かもしれないが、こんな風に若い女性を見下すような発言をされると話は別だ。話を聞いているだけで、こちらまで腹立たしくなってくる。
女は家事をやって当然!?
また東京都の30代女性(事務・管理)からは
「女だから家事をやって当然と思われている」
といった意見も寄せられた。「男は仕事、女は家事」という考え方は薄れてきているが、まだしぶとく残っているようだ。
今回は、「女だから」という理由で不快な思いをした体験談を紹介した。それにしても職場で仕事と直結しない「性別」の話を持ち出して、トラブルになるケースが後をたたないのはなぜなのだろうか……。男でも、女でも、またそれ以外の性別であっても、その人らしく働ける社会になってほしい。
※アンケート概要
■実施期間
2021年2月5日~
■回答数
103※8月3日時点
(記事では、2月14日から7月21日に寄せられた投稿を紹介)
■アンケート対象
キャリコネメルマガ会員(63万人)やキャリコネニュース読者、キャリコネニュースSNSフォロワー
■実施方法
アンケート集計ツール「クエスタント」を使用
回答ページ https://questant.jp/q/ZYVZFJ4M
■質問項目
・「男だから」「女だから」と自分の性別がマイナスになっていると感じたエピソードを教えてください(状況、言われた内容など詳細にお願いいたします)。