職場に「外資系出身、海外育ちで英語ができる」という人がいれば、ついつい色々と頼りたくなるかもしれない。しかし、その点に「過剰な期待をかけられて困惑している」という当事者の声が、キャリコネニュース編集部に届いている。(文:中島雄太)
※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「会社を辞めようと思ったエピソード」を実施しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/EYERWBZ9
「英語は不要」だったはずが→「プロレベルの翻訳して」
40代の女性(事務職)は、「外資系出身、英語話せる、ということをあまりに頼られ」るとこぼす。入社時に「英語は不要」と言われていたのに、いざ仕事が始まると「プロレベル」の翻訳を求められるようになった。
「英語を話せることと、翻訳できることは違う」と女性。「業者以上に短期間で、正式な英語書類の製作を求められるので非常に疲れる」「翻訳料がかかることを考えたら、(翻訳業務に)どれだけエネルギーが必要かわかりそうなものですが」と憤慨している。
また、外資系出身・海外育ちのせいか、職場で「意見を言うことを求められる」そうだ。そのわりに、斬新な主張をすると「かなりのダメ出しをされる」と女性。それだけならまだしも、彼女にダメ出しした上司が、そっくりその内容を「自分名義」に書き換えて発信したこともあったそうだ。女性は「ちょっとよくわからない対応」「何を求められているのか、いまだにわからない」と困惑している。
同僚からは「自分は怖くて言えないが、(○○さんなら代わりに意見を言ってくれそう」というプレッシャーを受けるという。「圧がすごくてめんどくさい」と女性は話す。
「日系、外資系など関係ないと思っていましたが、低レベルの不要なことが多すぎて疲れます」という女性。仕事以前に「意味のわからない期待」をされることに、辟易としている様子だった。
※アンケート概要
■実施期間
2019年4月3日~
■回答数
994 ※8月4日時点
■アンケート対象
キャリコネメルマガ会員(63万人)やキャリコネニュース読者、キャリコネニュースSNSフォロワー
■実施方法
アンケート集計ツール「クエスタント」を使用
回答ページ https://questant.jp/q/EYERWBZ9
■質問項目
・あなたが「会社を辞めよう」と思ったときのことを教えてください(当時の仕事、状況など詳細に/800字以内)