中小企業では社長の子が会社を引き継ぐケースはよく見られる。キャリコネニュースで実施中のアンケートには社長親子の横暴に耐える従業員から悲痛な声が寄せられている。
「残業代がつかない。有休がない。『ここは私の会社だから、私の言ったことが正しい』と言う社長。社長の娘がまた横暴」(30代女性/事務・管理)
「社長が暴言を吐き、社長の息子も暴言を吐くので従業員は何も言えなくなり、言いなりになるしかなくなる」(50代女性/事務・管理)
どちらも「蛙の子は蛙」という言葉が思い浮かぶ経験談だ。(文:林 加奈)
※キャリコネニュースではブラック企業体験談を募集しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/HQI6E1OV
警察を呼んで捜査したものの見つからず……
40代男性は「北陸の有名な駅弁屋さん」での勤務経験がある。業務の見直しで売上金の保管ルールが変わり、その指示に従って保管していたが、ある時200万円がなくなる事件が起きた。
「課長であり責任者の自分は、社長の息子である営業本部長に事の経緯を説明しようと連絡し、いざ話そうとしたとき、バカ息子の営業本部長から開口一番『どう責任取ってくれるんですか?』と言われた。考えられない言葉」
あまりの怒りでその後に言われたことはよく覚えていないという。結局警察を呼んで捜査したものの見つからず、男性が責任を取る形で退職した。「その後はどうなったのやら。あの時は本当に腹が立った」と怒りをあらわにした。
※アンケート概要
■実施期間
2019年12月19日~
■回答数
839※9月13日時点
■アンケート対象
キャリコネメルマガ会員(63万人)やキャリコネニュース読者、キャリコネニュースSNSフォロワー
■実施方法
アンケート集計ツール「クエスタント」を使用
回答ページ https://questant.jp/q/G42CZUHP
■質問項目
・体験した「ブラック企業」エピソードを教えてください。