どんな会社であれ、パワハラは起こり得る。ある20代後半男性からキャリコネニュースに寄せられた「ブラック企業エピソード」では、人材育成関連の会社での呆れた実態が明かされた。
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「社員を定着させる」方法を客に教えるが、自社は「どんどん社員が辞めて」いく
以前、人材コンサル会社に勤めていた男性。クライアントに向けたセミナーの内容と自社の内情は、かなりかけ離れていたようだ。
「研修ではお客様に『部下を育成する方法』や『社員を定着させるセミナー』などを開いて伝えていました。しかし、実際の職場では部下へのパワハラが平然と行われどんどん社員が辞めていました。お客様の前だけ良い顔してるのがホントによく分かります」
お客様への研修内容からは想像つかない職場の現実。さらに男性は上司から受けた理不尽なパワハラを明かす。
「休みの日でもメールは100件以上携帯に届き、上司からは『休みの日でも俺が連絡したら30分以内に連絡をよこせ』と言われました。1分でも過ぎると休みの日にも関わらず怒鳴られることなど日常茶飯事です」
1日100件以上は送るほうも時間がかかるし、受け手は頭がおかしくなりそうだ。もしかするとチャットかそのくらいに感じたということかもしれないが、数十件だとしても休日にこれでは、単なる嫌がらせとも受け取れる。
男性が退職する際も、
「お前なんか他の企業では通用しない」
「3年以内で辞めたら他の企業なんか雇ってくれない」
という言葉を浴びせられ、「本当に反面教師の会社」だったという。
「現在は会社に属さずフリーランス(クリエイティブ職)で仕事をしているので羽を伸ばして仕事をしています」
と綴っている男性。退職は良い判断だったようだ。