女性が今年から入社した職場には、昔ながらの女性蔑視の風潮がまかり通っているようだ。
「電話を取るのは女性職員の仕事。男性はどんなにコールが鳴り響いても取らない姿勢」
とのことで、”雑用は女性の仕事”という雰囲気であることがうかがえる。
また「社屋が老朽化しており、冬場はすきま風も激しく、寒くて冷えと戦いながらの業務」であるため、女性は「スカートの制服だけではなくスラックスも許可して欲しい」と要望した。すると、
「総務次長に鼻で笑われながら、『お客さんが来た時にどう思われるか、無難な方がいいのでは?』とちょっと時代遅れ発言された」
という。来客は「そんなに頻繁に来るわけでもない」そうで、納得がいかない様子だ。
その後、「俺もレッグウォーマーをズボンの下に履くことがあるけれど、ゴワゴワするよ」と言われたそうだが、レッグウォーマーを履くのを勧めているのか、ゴワゴワするから寒くても我慢しろと言っているのか意味不明だ。女性は、
「スカートだとレッグウォーマーが丸見えであるが、その方がお客さんがどう思うかとは思わないのか。とりあえずめんどくさいから黙ってスカート履いてろよって感じの反応でほとほと嫌になった」
と不満を募らせている。
また女性は、以前の職場でも差別を感じることがあったという。
「女性の事務員は正規採用はなかなかされない。国家資格を持つ人なら女性でもすぐ正規採用されるし、男性の事務員は1年程度で正規採用するのに」
「正規採用されると福利厚生や退職金の額まで変わってくるため、不公平感しかなかった」
と不満を綴っている。