散々苦労して働いても、月の手取りが15万円以下では労働のモチベーションは保てないだろう。キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施。氷河期世代だという40代の女性から、現実の厳しさを感じる回答が寄せられた。(文:okei)
※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/6V8RFE22
「わかってはいたけど、いざ手にすると衝撃が走りました」
手取り13万7000円で保育士として働く40代後半女性(大阪府/正社員/年収250万円/未婚)は、
「氷河期世代で非正規の仕事を転々とした後、正規への道が開けそうな保育士になった。もちろん資格を取得して」
と明かす。資格を取り起死回生を図った女性だが、いざ保育士の正規雇用になってみると、大きくアテが外れてしまった。
「給料の安さはわかってはいたけど、いざ手にすると衝撃が走りました。非正規時代より月4万円ダウン!初めての給料を見てやる気をなくし、正規職員がやるべき仕事を放棄しています。正規への憧れが強かった結果ですが」
つまりかつては17万円台だった手取りが13万円台に落ちたのだ。これでは働くモチベーションもダダ下がりだろう。正規雇用では社会保険料などを天引きされるため、総支給額よりも手取りが低くなる。理屈はわかっていてもガッカリ感は否めないだろう。
女性は「貧困慣れしてると非正規の方が精神的には満たされていたような気がします」とも書いていた。