キャリコネニュースでは「仕事を即行でやめた人」の体験談を募集。埼玉県の40代男性から、「ロープウェイの駅員の仕事を1か月で退職した」という体験談が届いた。
男性は、もう一人と同時に中途採用で入社した。職場では「社長と女性社員が愛人関係」だったという。そのほかに先輩が2人いたが「入社した時点で先輩2人は辞めるのが確定」しており、男性はその事実を後日知った。(文:コティマム)
※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「仕事を即行でやめた人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HF78WM9H
ささいなことでも始末書「その枚数が何枚かになると給料を減額」
つまり、入社後は社長と愛人女性、中途採用で入った男性たちの4人だけになってしまった。働きだすと、既存社員がすぐに入れ替わるのも納得の謎ルールがあった。
「始末書を書くレベルではないミスでも始末書を書かされ、その枚数が何枚かになると給料を減額。例えば水道のコックを帰る時に外すのですが、それを(外し)忘れただけで始末書。切符がアナログな手切りのタイプだったんですが、それがキレイに切れてなかったら使えないからとの理由で自腹で弁償させられたりしました。同期の子は入って1週間で嫌になって無断欠勤し退職」
その後、新たにパート職員が入社した。男性はパート職員に「タイムカードの切り方を教わってないので分からない」と言われ、「こうやってやるんですよ」と代わりに打刻してあげたという。すると「仕事終わりに(愛人の)女性社員に呼び出され、社長の前で」この件について問い詰められた。
「理由を話したところ、『なぜあなたがその人のタイムカードを切ってるのですか!そもそもタイムカードの切り方がわからないなんて有り得ません。きちんと教えているはずです!』とめちゃくちゃ言ってきたので、『教えてもらってないしわからないと言ってきたのでやっただけですよ』と言っても聞く耳持たずで呆れました。結局振り返ってみたら、入社時の案内担当はその女性社員で、その人が教えてなかっただけでした」
「両手の指の数以上転職してきましたが、ここまでブラックな会社は初めて」
自身が教えていなかったのに、いちゃもんをつけてきた愛人社員。それでも「違う人がタイムカードを打刻したら不正できてしまうでしょ!なんかあったらどう責任取るんですか!」と怒鳴り散らしてきたという。
我慢の限界がきた男性は、「その場で『もう辞めますわ!』と逆ギレ的に言いました」と退職を決意。それでも愛人社員は、
「『上司に楯突いたから始末書書きなさいよ!!』と吐き捨てるように言ってきた」
という。 すぐにでも辞めたい男性だったが、社長から「社会人だから1か月は続けてくれ」と言われ、その場で退職はできなかった。
「少し短めの日数で折り合いつけましたが、辞める日まで駅の業務を1人でやらされました」
男性はこれまで「両手の指の数以上転職してきました」というが、「ここまでアホな理論を言ってくるくそブラックな会社は初めてでしたね」と振り返っていた。