「職員旅行は強制参加、行かないと給料から2万円ずつ天引き」驚きのブラック職場体験談
キャリコネニュースで「ブラック企業」をテーマにアンケートを実施。読者から寄せられた回答には、思わず目を疑うような酷い事例も少なくない。福島県の40代女性(医療・福祉/年収300万円)は、クリニックで働いてた頃の驚愕エピソードを語った。(文:okei)
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「ゴキブリのように職員がいても給料やらなくちゃいけない」と院長
女性は勤務していたクリニックの酷すぎる実態を次のように明かした。
「人手不足で残業時間が月70時間前後~80時間がざらでした。何かミスをすれば犯人探し。院長や息子先生は職員を信じていない。『ゴキブリのように職員がいても給料やらなくちゃいけない』と言われる事もありました」
また、「面接を受けに来た人には、『残業時間は毎日1時間くらい』と話しているのを聞いてゾッとしました」と振り返る。毎日1時間で済むなら残業は月20~25時間程度だが、明らかな嘘だ。院長らの横暴はそれだけではない。
「職員旅行も必ず強制参加で、子どもの行事だろうが何だろうが、行かなければ給料からしばらく2万円ずつ天引きされます」
賃金は、会社側が勝手な名目で天引きしてはいけないと労働法で決まっている。それでも「行く人の旅行代金」ならともかく「行かない人のペナルティ」など聞いたことがない。もちろん休みも取りづらい状況だったようだ。
「コロナワクチン接種後に熱を出しましたが、仕事を休むなんてもってのほかで、体を引きずるようにして普通に仕事。早退なんてあり得ません。給与明細も短冊の様に細長い紙で、その他と言う項目がいくつもあって意味不明」
と女性は振り返り、最後にこう綴っている。
「今思えば、入職の時雇用契約書はありませんでした。 あと、クリニックなのに色々使い回していて怖くて辞めました」