40代女性(滋賀県/その他/年収350万円)は、大企業から親族経営のパチンコ店に転職。そこではパチンコ店を5~6店経営していたというが……
「前日の売り上げの現金を翌日の朝、事務員総出で数える。何してんだか。ちなみに給与も現金手渡し。親族と各店舗の店長会議には出前を取り、事務員が食事の準備やら食後のコーヒーやらの準備をすべてさせられる。経理がしたくて入ったのに、家族の用事ばかり頼まれる」
女性は「今時こんな会社があるのかと驚きを隠せなかった」と振り返る。確かに事務員総出で現金を数えるなんてアナログだし、コーヒーなどの準備も令和の時代にそぐわない。結局女性は「体調を崩したという理由で」2か月で辞めたという。経験者として、こう断言していた。
「とにかく家族経営は親族以外の人間は召使扱いで、役職に就いても召使い」
「二度とうちの敷居をまたぐな」と言われ「こちらから願い下げです」
40代男性(大阪府/素材・化学・技術職/年収500万円)は、機械製造の仕事を半年で退職した。
「社員になっても時給、休憩時間は秒単位でカウント。経営者の昼休憩は2時間くらい。辞めると伝えると引き継ぎもなく『明日から来なくていい。そして二度とうちの敷居をまたぐな』との捨て台詞」
この会社も「家族にだけ甘くめちゃくちゃな会社だった」と振り返る。男性はその後「新しい職場もすぐに見つかった」といい、「二度と敷居をまたぐことはありません。こっちから願い下げです」と綴っている。
親族同士、仲良く経営できているのかもしれないが、その陰で親族でない従業員がつらい思いをしているのはいかがなものだろう。