高校教員として入社したはずが…… 違う仕事をやらされ3ヶ月で退職した男性 | キャリコネニュース
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高校教員として入社したはずが…… 違う仕事をやらされ3ヶ月で退職した男性

即退社を決断

即退社を決断

資格やキャリアを活かした仕事をする約束が、まったく果たされなければ辞めたくなるのも仕方ない。キャリコネニュースには、面接時と条件が違い3か月で退職した、岐阜県の60代男性から体験談が寄せられている。(文:コティマム)

※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「仕事を即行でやめた人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HF78WM9H

条件つきで始めたデイサービス指導員

教員免許を持っている男性は、福祉事業を行っている会社が通信制高校サポート校を開校する際、その学校で教員になるために応募。しかし実際に振られた仕事は、福祉放課後デイサービス指導員だった。

「年末に行われた社長面接の際、『開校は4月なので、それまでは放課後デイサービスの方で働いてみないか?』という提案があった。また本来パート募集であったが、『高校は15時に終わるので、それ以後に放課後デイサービスで夕方まで働くのであれば、3か月の試用期間の後、正社員で採用する』との話があったので、提案を承諾して入社し、1月から働き始めた」

4月の開校までという条件で、デイサービス指導員の仕事を始めた男性。

「障がい児に関わるのは大変であったが、『4月からは高校の方が主になる』との思いで頑張った。が、2月後半になっても高校に関する話が出ない。そうこうするうちに、同じ職場の女性社員が4月から高校で働くことを知った」

高校で働くはずの男性には何も知らせがないまま、すでに女性社員の高校勤務が決まっていた。

「私は20年近く教諭の経験があったが、彼女には全くなく、単に英語が得意というレベルであった。それでも自分は高校で働く事が前提で入社したので、あまり疑問には思わなかった」

若い女性しか採用しない校長「構想には全く入っていないことを明言された」

そのうち男性にも連絡が来るのだろうと思っていたが、「いよいよ3月に入っても何の話もない」状態だったという。そこで男性は、面接を担当した社長や、直属の上司である常務に打診した。

「『高校のことは校長に任せてある』との返事だったので、少し待ってみた。すると職場内で『校長は若い女性しか採用するつもりはない』という噂を耳にした。実際、同じ職場から20代の女性ばかりが高校に内定していた」

ついに3月中旬となり、男性は校長に直談判した。

「『私は高校で働くことを前提に入社したが、新年度の高校スタッフとして構想に入っているのか?』と校長に尋ねたところ、構想には全く入っていないことを明言された。入社の前提と全く違うことを訴えたが、知らぬ存ぜぬの一点張り。社長、常務にも話をしたが『校長がそういうなら、仕方がない。放課後デイサービスと福祉作業所で働いてほしい』と言われて、即退社を決断」

男性は退職を止められたものの、「障がい者福祉を仕事にするつもりはなかったことと、当初の約束を守れない会社が信用できなくなり3月末で次の職を見つけて退社した」という。現在、男性は非常勤講師として楽しく働いているそうだ。

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