そこは、「資格がないとできない業務や、本来なら社員がやるべきものをパートに丸投げ」してくる職場だった。
「内勤社員はネットで遊んでばかりのいい加減な会社でした。私がそこそこパソコンが使えると知ると更に丸投げ量が増え、週7フルタイムで働いても無理な量になりました」
扶養範囲内で働くために入った会社で、正社員以上の労働をさせられた女性。当時の様子をこう語る。
「連日の深夜までの持ち帰り残業と、子育て家事の両立で心身共に限界に達し倒れました。よく1か月も保ったと思います」
無茶振りした会社は「気づいたら潰れていました」
激務によりついに倒れてしまった女性は、1か月で退職を決めた。女性は
「彼らは『扶養範囲内のパート=年間100万円ちょいで働かせ放題のサブスク』とでも思っていたようです」
と振り返る。
現在はサービス・販売業の契約社員として働いており
「辞めた後はきちんと扶養範囲内で働け、子どもや家族の事情で急な休みを取っても”お互い様精神”でカバーし合えるとても雰囲気のいい職場に転職できました」
と報告。ちなみに「前の会社は気づいたら潰れていました」という。